特別インタビュー! SPYAIR・KENTA氏が語るゲーム愛【後編】
テレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期オープニングテーマを担当する4人組の人気ロックバンド“SPYAIR”。
このバンドのドラム・KENTA氏がかなりのゲーム好きということを聞きつけ、インタビューを申し込むことに。
インタビューではKENTA氏のゲームライフや、いまいちばんアツいという『クラッシュ・オブ・クラン』(以下、『クラクラ』)についてたっぷり語って頂いた。
前半では『クラクラ』を、後半ではこれまでのゲーム遍歴についてのインタビューをお届けする。
【特別インタビュー前編】『クラッシュ・オブ・クラン(クラクラ)』編
■KENTA(SPYAIR Drums)
語り出したら止まらない! ゲームと歩んだ半生
――KENTAさんのゲームプレイ歴についてお話いただきたいのですが……何歳頃からゲームに触れられているのでしょうか。
KENTA えーっと、何歳だったかなぁ……。ただ最初に触れたコンシューマーハードはスーパーファミコンでしたね。多分小学校高学年ぐらいだったかな……。
――お気に入りのゲームは何でしたか?
KENTA 『聖剣伝説2』ですね。
――あのゲームは名作ですよね!
KENTA アクションRPGというジャンル自体が珍しかったし、遊び応えもあったので一気にハマりましたね。めちゃくちゃ面白かったです。
――そうですね、個人的にはマナの樹にたどり着いたのにすぐに樹が破壊されてしまうシーンが悔しかったですね。
KENTA 懐かしいなぁ。ただ、まだアプリ版はダウンロードしていないんですよね……。欲しくなってきたなぁ……。
――当時のグラフィックで有料アプリとして販売されていますもんね。
KENTA 1作目の『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』がリメイクで発売されて、『ロマンシング サガ2』(以下、『ロマサガ2』)もリマスターとして復活したじゃないですか。
この流れでリメイクかリマスター版の『聖剣伝説2』が出たりしたらいいなぁなんて思ってみたりしていますね。あとは『ロマンシング サガ3』もそういった形で発表されないかなぁ。本当に欲しい。
――『ロマンシング サガ』(以下、『ロマサガ』)をはじめとした『サガ』シリーズは、自由に冒険できるフリーシナリオシステムが採用されていたので自由度が高かったですよね。
KENTA そうなんですよ、だから目的を探すところからはじめられるのが良い。個人的には、いまのご時世で言うオープンワールドの先駆けがまさに『ロマサガ』だと思っていますね。
みんな、オープンワールドを遊ぶ前に『ロマサガ2』を遊ぼう!
――(笑)。『ロマサガ』や『ロマサガ2』には時間の概念があったりもしましたからね。
KENTA イベントが発生しないという新しすぎる試みや、LPという生命力の要素も登場したりして……玄人向けの名作だったなぁ。
子どもの頃にクリアーできた人たちが本当にスゴイ。BGMのノリの良さもとても好きでした。
――昔から本当にゲームがお好きなんですね!
KENTA 個人的な当時の二大巨頭と言えば『ロマサガ』と『クロノトリガー』だと思っています。とくに『クロノトリガー』はクリエイター陣の夢の競演というところでも非常に魅力的でした。
――『クロノトリガー』はいまでも名作と名高いですからね。難易度も高すぎず低すぎずというバランスもよかったですしね。
KENTA 自分は『クロノトリガー』ではじめて発売日の長蛇の列に並びました。
親に「これだけはどうしても欲しいんです、お願いしますっ!」って懇願して買いに行きました(笑)。“強くてニューゲーム”とかも本当に画期的だったなぁ。
――マルチエンディングも採用されてましたからね。すべてのエンディングを見て、全員の最強装備が揃うまでは何度も“強くてニューゲーム”しましたよ。
KENTA 自分は2周ぐらいで満足しちゃってましたね(笑)。
実力がプレイを左右するFPSに目覚めて
――とくに好きなジャンルがRPGなのでしょうか?
KENTA 当時は本当にRPG大好きっ子でした。それこそ二十歳ぐらいまではRPGに染まってましたね。
自分の稼いだお金でPCが買えるようになった頃、FPSゲームが「面白そうだな」って思いはじめて。
それでいざプレイしてみたらとてつもなく面白くて! 自分の実力がプレイを左右するということがRPGにはなかったことだったし、世界のどこかでプレイしている人たちと腕を比べるというのもめっちゃ面白かったですよね。
――そこからはFPSに没頭という感じでしょうか?
KENTA ですね。とくにハマったのがオンラインFPSの『カウンターストライクオンライン』でした。自分の腕以外にもPCスペックや回線云々などで勝敗が決まってしまうこともあって。
それが本当に嫌で仕方なくて、PCはよりよいゲーミングハードになるように都度パーツを交換したり、ネット回線も無線ではなくて自分の部屋まで配線をひいたりして。
回線速度のチェッカーとかも導入したりしてました。やれることはすべてやりましたね。
KENTA氏の今アツいゲーム
――いまも新作が出たら遊ばれているのでしょうか?
KENTA 遊びますね。新作が出て気になったら購入するというスタイルなので、それこそ2016年に出た『バトルフィールド』(以下、『BF』)や『コール オブ デューティ』(以下、『CoD』)の新作。
あと『オーバーウォッチ』も発売日に購入してプレイしてます。
まずはダウンロード版を購入してプレイするんですよ。それで「あっ、このタイトルは今後もずっとプレイし続ける」って思ったら、パッケージ版を購入するようにしています。
――ちなみに最近プレイされているFPSタイトルはなんでしょうか?
KENTA とくに熱いのは『バトルフィールド1』(以下、『BF1』)ですね。ホント『BF1』は名作ですよ、ほかのFPS系が近未来の技術を使った未来戦争を描くことが多くなっている昨今で、あえて過去に視点を置いたというところが!
1発撃ったら薬莢を外して、次の弾を装填して1発撃つ……そういった時代の銃が登場したり、馬に乗りながらサーベルで攻撃したりと、臨場感があるんですよね。
ただ、乗馬しているときのサーベルの当たり判定はもう少し狭くしてほしい(笑)!
――当たり判定には物申したいと(笑)
KENTA あの当たり判定が悔しいんですよね! 「そこぉ~!?」って驚くようなところから当たるから!
――っと、そろそろお時間が来ちゃいましたね。
KENTA あっという間でしたね(笑)もっと語りたかったです。
――またぜひ! それでは最後に本記事を読んでいる読者へメッセージをお願いします。
KENTA 誰しもが1回はゲームに触れたことがあると思います。ただ、皆さんがプレイしたゲームには必ず親と言いますか……、もととなったタイトルがあると思います。
音楽業界の僕らからしてみれば、影響を受けたアーティストみたいな感じのものですね。
自分が好きなゲームが、何にインスパイアされたのかというのを調べてさかのぼっていくと、ゲームがもっとおもしろいと思えるようになってくると思います。
そういう楽しみ方もある、と参考にしていただけたらうれしいですし、まわりのゲーム好きの人とも会話が弾むと思うんですね。なので、スマホのゲームはもちろん、各種ハードにも目を向けて、いろんなゲームと出会ってもらえるとうれしいです。
SPYAIR新作「Be with」が3/29リリース!
新作「Be with」は《愛》をテーマにしたバラードソング。
《戦い》を経ての成長、その先に見出した《愛》を表現。
ピアノと ストリングスの美しい旋律が、4 人の紡ぎ出すロックサウンドに繊細かつスケール感を持たせ、壮大なロックバラードに仕上がっている。
野外単独ライブ『JUST LIKE THIS 2017』7/29開催決定!
SPYAIR 恒例となった夏の野外単独ライブ『JUST LIKE THIS 2017』が 7月29日 (土) に開催決定!
ロックスター達に憧れてバンドを始め、ロックスター達が立ったライブフェスのステージに憧れて、それを目指してストリートライブからスタートした彼らならではの夢のステージ。
昨年 “ロックスター” をテーマに開催された同ライブでは、まさに “ロックスター” 然とした佇まいで、バンドの勢いを見せつけた一夜となった。
今年のテーマはズバリ“ROCK KINGDOM” ! 4 人のロックスターによって築かれ た夢の“ロック王国”を実現する。SPYAIR の熱い夏にご期待あれ!