全18曲で加州清光が魅せた!
ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズに登場する加州清光、初のソロライブ“ミュージカル『刀剣乱舞』 加州清光 単騎出陣2017”が、10月5日~15日、東京・天王洲 銀河劇場で開催された。
加州清光を演じるのは、歴代作同様もちろん佐藤流司。2015年10月より上演された『刀ミュ』トライアル公演以来、『阿津賀志山異聞』、『幕末天狼傳』やライブ公演『真剣乱舞祭』など、数々の公演に“出陣”している。
そんな加州清光が、このたびシリーズ初となるソロライブに出演! 公演初日の10月5日にはマスコミ・関係者向けのゲネプロ公演も開催され、多くの関係者が加州清光の“単騎出陣”を見守った。
なお本公演は2018年春にBlu-ray&DVDがリリース予定。さらに“刀剣男士 加州清光”として、『刀ミュ』初のソロCDも発売されることが決定している(詳細は公式サイトへ)。
ライブはまず、緞帳を活用したプロジェクションマッピングの演出からスタート。幕がゆっくりと上がると、そこには怪しげな仮面をつけた加州清光が椅子に腰かけている。舞踏会を思わせるシャンデリアが吊るされるなか、始まったのは『解けない魔法』(ピアノVer. JAZZアレンジ)。いきなり観客をムーディーな世界へと誘い込んだ。
「主のみんなを楽しませるための出陣」と語った後は、レーザーなどを多用した照明演出も印象的な『mistake』を挟み、新曲『Kiss for all the world』を披露。トランプや椅子といったアイテムも効果的に使い世界観を作り上げつつも、歌にダンスにアクションに、加州清光の多彩な魅力が垣間見える。まるで加州清光に羽根が生えたかのような映像演出も見どころだ。
歌やダンスのみならず、映像や照明演出でも魅せる前半パートの真骨頂は、続いて披露された『悲しい悲劇』。赤い紐に絡め取られ目隠しをされる……という倒錯的なシチュエーションで、楽曲の持つ世界観ばっちりと魅せつけた。
『見つめてくれるなら』からは衣装を変えてパフォーマンス。シアトリカルな世界観を徹底した前半から一変、ここではときにクール、ときにキュートな加州清光の魅力が盛りだくさん! 客席に降りて笑顔で歌ったり、バラードを情感たっぷりに歌い上げたりと、さまざまな表情を見せてくれた。
続く『漢道』では、本公演でもおなじみの和太鼓が登場! 堂々と和太鼓パフォーマンスを見せた後は、『刀ミュ』のテーマソングとも言える『刀剣乱舞』を“加州清光 単騎出陣”バージョンでお披露目した。さらに時間遡行軍とのド派手な大立ち回りも連発。勇ましく戦う刀剣男士としての一面をフィーチャーし、『勝利の旗』などを歌い上げた。
アンコールでは、ラテン調の情熱的な新曲『情熱のSymphonia』を、華やかなファー&ドレスのような衣装で披露。最後は『解けない魔法』を歌い、全18曲を見事にパフォーマンスした加州清光の“単騎出陣”は、興奮のままに幕を下ろした。
公演概要
タイトル:ミュージカル『刀剣乱舞』 加州清光 単騎出陣2017
公演期間・劇場:2017年10月5日(木)~10月15日(日) 天王洲 銀河劇場
原案:『刀剣乱舞-ONLINE-』より(DMM GAMES/Nitroplus)
構成・演出・振付:本山新之助
出演:加州清光役 佐藤流司
バックダンサー:金子直行、KOUKI、Show-Me、南條良輔、村上雅貴、青木 謙
主催:ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会(ネルケプランニング、ニトロプラス、DMM.com、ユークリッド・エージェンシー)
(C)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会