『ときレス』5周年記念ライブで私がご乱心
人気コンテンツ『ときめきレストラン☆☆☆』が5周年を迎えた。
2013年3月以来、5年をかけてアプリやPS Vita、VR センス、劇場版など、活躍のフィールドを広げてきたアイドルたちが、支えてくれるファンに向けて感謝のライブツアーを開催している。
2018年3月3日より4月1日まで、DMM VR THEATERにて開催中のライブツアー「3 Majesty×X.I.P. LIVE -5th Anniversary Tour-」では、『ときレス』ライブとしては初となる各グループ単独公演を実施。
3 Majesty公演、X.I.P.公演のほか、両グループのメンバーが出演するJoint公演2種と、計4タイプの公演を楽しむことができる。
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生きて帰るには覚悟が必要
これまでは1公演に3 MajestyとX.I.P.の両グループが出演する形式だったので、こちらもキラキラの王子たちをうっとり眺める私と、理性を失って獣化した私という、ふたつの人格を切り替える訓練をしてきた。
なのに、ここにきて出てきた単独公演。
もっともっと彼らのパフォーマンスを見たい!という願望が叶って幸福感に包まれると同時に、ふいに襲ってくる「ずっと3 Majestyだけ、X.I.P.だけの空間にいて、無事で帰ってこられるのか」という恐怖。
でも、どうしても欲望には抗えなかったので、3 Majesty公演とX.I.P.公演の両方に行ってきた。
今回のライブは、2月28日に発売された両グループの2ndアルバム「Shining Tomorrow」(3 Majesty)、「Keep on chasing」(X.I.P.)を中心に構成。
もちろんパフォーマンスは最高、MCも最高。最高でない瞬間などはなく、今回も私はしっかり乱心した。
その乱心ポイントを中心に『ときレス』5周年ライブがいかに最高を越えた最最高だったかをレポートしていきたい。
3 Majesty、脅威の2分袖アイドル襲来
3月3日、ライブ初日の第1公演。5周年ライブツアーのスタートをきったのは、3 Majestyだ。
その記念すべき初公演の1曲目で早くも私は乱心した。
だって衣装が0分袖。
3人いて、ひとりあたりの持ち分が10分袖として最大で30分袖あるとして、その中で0分袖。
この破壊力はすごい。
男性の腕にときめく女性は多いと思うが、それが3 Majestyになると、ときめきなんて言葉では済まされない。
もはや頭の中がわけがわからない。
これは目の保養をこえて、目の暴力だ。とんでもないことが起きてしまった。
馴染みのある衣装はこっち(複数あるうちの1枚だが)。
ほら!
隊長は7分袖だし、音羽くんは5分袖くらい。辻君は0分袖としても、3人で合計12分袖はあったのに!
12分袖からいきなり0分袖になったら、そりゃ乱心もするだろう。
と、ライブ開始直後から心がてんやわんやで細かいところまで見られなかったが、冷静になってみると、この新衣装がすごくいい。
これまでのザ・王子様な衣装も好きだけど、カジュアルになった新衣装はアイドルをより近くに感じられる。
この新衣装姿はVR センスやPS Vita版でも見られるため、初めて目にしたわけではない。
しかし、バーチャルライブで見るとまた違った感動を味わえるので、やっぱり『ときレス』ライブはすごいし、アイドルの腕からはフェロモンが出ている。
と思いつつ、この記事を書きながら新衣装公開の記事を改めて見てみたら辻くんは2分袖くらいだった。
X.I.P.は合計7分袖だった
3 Majestyの公演が終わり、第2公演にはX.I.P.が登場。まだ興奮が収まっていないのに、次の公演を迎えることになった。
もしかして、新衣装姿の洗礼がX.I.P.でも起きるのでは?という、ワクワク感とともに彼らの登場を待つ。
その結果、案の定二度目の乱心を迎えた。
不破くんは相変わらずの男らしさ全開の0分袖、京也の0分袖も「腕を出したら、今度は前が閉じた……(前回のライブでは前開きだった)」みたいな、全部は見せてもらえない弄ばれ感がたまらない。
透は7分袖だが、お腹のチラ見せがズルい。そこからフェロモンが見える。
と、袖(と腹チラ)の話はさておき、X.I.P.もこれまでと同じく黒が基調の衣装ではあるが、カジュアルになって受ける印象がガラリと変わり、また新たな魅力を感じさせる。
セクシーの正解はこれだと言わんばかりの従来の衣装も、もちろんいい。つまりX.I.P.が着ていれば全部いいということだ。
5周年にふさわしいアンコール曲
「Show up! -Remix ver.-」、「CHEAT DANCER -Remix ver.-」
今回のライブでは新衣装がきっかけとなり、アイドル登場1秒で心を乱したわけだが、アンコールでついに心が爆発して散った。
なんと、彼らが最後に用意してくれていたサプライズが、デビュー曲の「Show up! -Remix ver.-」、「CHEAT DANCER -Remix ver-」だったのだ。
彼らの始まりの曲を5周年の記念ライブでファンに披露してくれる、こんなファン想いのプレゼントはない。
私の心もここで散れたなら本望だ。もう戻ってこなくてもいい。
それくらい、熱いステージだった。
このアンコールで披露されたのは、王子様な3 Majestyとワイルド&セクシーなX.I.P.という、彼らが5年前から変わらず持ち続けているグループのカラーが押し出されたパフォーマンス。
だが、きっとデビュー当時なら違ったダンスだっただろうと思わせるような、5年間の活動の重みが詰まっていた。
5年間の活動に対する彼らの想いやメンバーへの愛、そしてファンへの愛が、歌にもダンスにも込められていた……ような気がした。ファンの欲目かもしれないが。
言葉に意味を灯した「王子たれ!」「We are X.I.P.!」
また、アンコールで感じた5周年の重みを感じた瞬間がほかにもある。
3 Majestyといえば「王子たれ!」、X.I.P.といえば「We are X.I.P.!」。
これらはこれまでのライブ中に彼らがファンとともに口を揃えて言う大切な言葉だ。
今回のライブではそのセリフは聞けなかったものの、3 Majestyは、無理なく王子様をしている感じを受けた。
今までの「王子たれ!」には、どこか「王子様でいなければいけない」という、自分たちを奮起させるような気持ちも込められていたような気がする。
これまでももちろん常にファンの理想の王子像を表現してくれてはいたのだが、今回のライブでは「王子様になる」というより、「王子様である」という言葉のほうがしっくりきた。
※3月23日修正。当初、「王子たれ!」を会場で言ったと誤解させるような記述になっておりました。お詫びして訂正させていただきます。
また、X.I.P.も同じく「We are X.I.P.」に本当の意味での結束力を感じた。
それぞれの個性が強いぶんバラバラに見えがちなX.I.Pだが、今回披露された新曲では、それぞれの個性が同じレベルで輝くことにより逆にまとまって見えた。
X.I.P.ももちろんこれまでグループとしての意識が見えなかったというわけではなく、5年という節目を迎えてより強い結びつきを感じるようになったのだ。
これもまたファンの勝手な憶測でしかないが、5周年プロジェクトを通じてそれぞれが得たことをMCやパフォーマンスに込めてさせてくれたのかもしれない。
それを私は、彼らの変化として受け取ったのだと思いたい。
新衣装での新曲披露や、ライブ中の撮影タイムなど、今回もまた新しい一面を見せてくれた3 MajestyとX.I.P.。
“10周年・15周年に向けて大きくなっていく”と隊長が言うように、この先の未来も彼らは私たちをより夢中にさせるアイドルとして進化していくという確信を得た5周年ライブだった。
撮影/大山雅夫
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