コンセプトは“もしも役者じゃなかったら”
数々の舞台作品に出演中の俳優・北村諒さんが“編集長”を務めたムック、編集長・北村諒『Another Life』が、2018年8月24日に発売。本日8月26日には東京・池袋で発売記念のトーク&お渡し会イベントが開催され、イベント前に囲み取材が行われました。
俳優が編集長となってみずから企画内容を考案する『編集長』シリーズ。第1弾の荒牧慶彦さんからバトンを受け取り、2代目“編集長”に就任した北村さんのテーマは“Another Life”。
役者の人生しか考えられないという北村さんが、“もしも役者じゃない人生を歩んでいたら”をコンセプトに、7つの人生を表現しています。
本書のなかでは、北村さんがレーサーやスカイダイビング、芸妓さんなどさまざまな“人生”にチャレンジ。舞台の上では見られない、さまざまな表情を見せています。樋口裕太さん、植田圭輔さんといった俳優仲間との企画のほか、北村さんが大ファンだという声優・福山潤さんとの対談にも注目です!
アニメイト池袋本店でのイベントには、北村編集長がキリッとキマったスーツ姿で登場。囲み取材で本書の見どころや注目ポイントを語ってくれました。
――さまざまな企画のなかで、いちばんやりたかったことは何ですか?
北村 スカイダイビング! いちばん最初に企画を話している段階で、何をやりたいか聞かれて1秒で「スカイダイビング!」って答えました(笑)。最高でした! 人生で1回は飛んで損はないなと思います(笑)。
――レーサー体験はいかがでしたか?
北村 実際のレーシングカーに乗って鈴鹿サーキットで走るって、なかなかできる経験じゃないですよね。すごく刺激でしたし、正直、メチャクチャ怖かったです。でもその怖さが、実際のカーレーサーの方への尊敬につながりました。身をもって知ることができましたね。体感としては、時速200kmくらい出てました(笑)。
――行き場を失ったペットの里親募集活動を行う、ペットシェルタ―の仕事にも挑戦されていますね。
北村 そういう子がたくさんいるという現実を知ってもらいたくて選びました。実際に足を運んでみると、人を怖がっている子もいましたが、のびのびしている子も多くとっても素敵だなと思いました。スタッフの方とお話もさせて頂きましたが、将来的にはペットシェルターがなくなればいちばんいいなと。すぐに実現するのはなかなか難しいと思うので、まずはペットシェルターのような活動があるよというのを知って頂きたいです。
――艶やかな芸妓姿も披露されました。
北村 舞台で女装した経験はありますが、芸妓さんを体験できる機会はなかなかないですよね。三味線を教えて頂いたり、所作を目の前で間近に感じることができたり……料亭に行くこともなかなかないので、いまの自分の人生のためになるような時間でした。芸妓さんを選んだのは、この本をいろんな色にしたくて、“もしも女性だったら”を体験してみたかったから。芸妓さんの世界はあまり触れたことのない世界だったので、選びました。女性特有の所作や美しさを感じました。
――“編集長”としての名刺も作られたとのことですが、実際に名刺を渡してみたい人はいますか?
北村 (企画で対談した)福山潤さんですね! 福山さんにまだ渡せていないので、機会があれば渡しに行きたいなと思います。
――福山さんとの対談が実現しましたが、今後、インタビューしてみたい人はいますか?
北村 マンガ家の日向武史さん! 『あひるの空』という作品がすごく好きなので、お会いしてみたいです。『編集長』第2弾があったらぜひともお会いしたいです!
――編集長としてのこだわりポイントを教えてください。
北村 紙質かな。触り心地のいい雑誌が好きなので、紙は自分がいいなと思ったものを皆さんに感じて頂きたかったんです。触り心地や光沢、写真の色合いの出かたなど、いろんなパターンを見せて頂いて、比べて選びました。
――最後に、編集長・北村諒『Another Life』のアピールをお願いします!
北村 『Another Life』ということで、“役者じゃない人生”に7つ、挑戦させて頂きました。役者になる前のことや昔のことも書いていたりするので、北村諒を新たに知って頂けることがいっぱいあると思います。隅々まで堪能してください!
商品概要
【商品名】編集長・北村諒『Another Life』
【発売元】講談社
【発売日】発売中(2018年8月24日)
【価格】3132円[税込]
【仕様】B5判/96ページ/DVD付属