ベースに対する想いや、メンバーとの関係性を語る

乙女ゲームシリーズ『DYNAMIC CHORD』を原作とした舞台『DINAMIC CHORD the STAGE』が、いよいよ2019年5月11日よりヒューリックホール東京にて上演開始。

本公演に向けて、2次元と2.5次元の垣根を超えた夢の対談企画が実現! 全8回にわたりB’s-LOG.comだけの独占でお届けします。

第1回はapple-polisherバンドリーダー編<Kuro×稲垣成弥>!

 08_稲垣成弥×Kuro

生演奏によるライブシーンと、自身の音楽と向き合うバンドマンのリアルな葛藤を描く舞台『DINAMIC CHORD the STAGE』。

本作の公演に向けて、音楽事務所兼レコード制作会社である“DYNAMIC CHORD”に所属している4つのバンド“KYOHSO”、“Liar-S”、“[rêve parfait]”、“apple-polisher”のメンバーと、舞台で彼らを演じるキャスト陣による対談企画が実現しました。

各バンドのボーカルとバンドリーダーが、キャスト陣との“ガチトーク”を展開。舞台化に関する話から、お互いの音楽や芝居に対する想いまで、たっぷりと語り合って頂きました♪

本日4月29日より4日間連続で、まずはバンドリーダー編をお届け。第1回はapple-polisherのバンドリーダーKuroさんと、舞台キャストの稲垣成弥さんによる対談をお届けします!


kuro

▲Kuro(本名:黒沢忍)
稲垣成弥

▲Kuro役:稲垣成弥

Kuro:apple-polisherのリーダーでベース担当のKuroです。今日はよろしくお願いします。

稲垣:舞台でKuroさんを演じる稲垣成弥です。よろしくお願いします!

Kuro:今日は俺たちアーティストと舞台『DYNAMIC CHORD the STAGE』のキャストの対談ということですが……

稲垣:あの、最初にひとつお願いしたいことがあるんですけど……。

Kuro:お願い……? なんでしょうか。

稲垣:本当はKuroさんって呼んだほうがよいのかもしれないのですが、俺がふだん呼んでいる呼び方にさせてもらえませんか?

Kuro:それは構いませんが、稲垣さんはふだん、俺のことをなんと呼ばれているんですか。

稲垣:親しみを込めて“忍”です。俺のことも呼び捨てにしてほしいなって思っています。あとできれば……敬語もお互いやめたいなって。

Kuro:確かに、少し距離を感じるな。せっかくの対談だというのに堅苦しかったか……わかった。改めてよろしく、成弥。

稲垣:ありがとう! よろしく、忍。

Kuro:俺はこの通り形式から入ってしまうところがあるんだが、演じる上でやりにくさを与えてしまっていないだろうか。

稲垣:そんなことないよ! だけど、忍は言葉遣いが綺麗だよね。俺がふだん使っているようなくだけた言葉はあまり使わないし、姿勢も綺麗だからそこは特に気をつけているよ。あとはまわりへの気配りの仕方。そういう部分も大切にしているよ。忍はお母さんみたいなところもあるし……。

Kuro:お母さん……よく言われるが、そうだろうか?

稲垣:そうだよ(笑)。有紀も大人と見せかけて、結構夕星と同じように騒いだりふざけたりしちゃうタイプでしょ? その分、忍は見守り役な面が強いよね。そんな忍の一面も芝居の中で見せられるように心がけているんだ。

Kuro:心がけているということは、成弥は俺とは違うタイプなんだな。

稲垣:実際は忍とは真逆かな(笑)。どちらかというと有紀みたいに楽しいほうにのっかってしまうタイプかな。

Kuro:なんとなくそんな気はしていた。あいつも楽しいほうを選びがちなところがあるんだ。だからか、成弥にも親近感を持っている

稲垣:ほんと? うれしいな~。でも芝居では忍の落ち着いた雰囲気が出せるようにがんばろうと思っているよ! それからベースも!

Kuro:ベースにはいままで馴染みはあったのか?

稲垣:全然。高校の頃にギターとベースをやろうとしたことはあったけど、指が開かなくてすぐ挫折してやめちゃったんだ。

Kuro:俺もベースを始めたのは高校生のときだったな。有紀に無理矢理軽音部に誘われた。

稲垣:それでいままで続けているってすごいね。俺は一週間も保たなかったよ。だから今回の舞台がほぼ初めての挑戦なんだ。あのときベースを続けてれば良かったな~って、いますごく悔しい(笑)。

Kuro:あの頃は、それまで音楽に触れる機会も少なかった分、ベースに熱中したんだ。成弥は実際にまたベースに触ってみてどうだった?

稲垣:難しいよ。Youtubeなんかの動画サイトで上手な人の演奏をずっと見てるんだけど、みんな全然手元を見ないし、もう身体にすり込まれているんだなって。そこまでいくにはたくさん練習を重ねているんだよね。忍はいまでも練習はかかさないの?

Kuro:ああ、もう習慣になっているのだと思う。apを結成する前、音楽活動を休んでいたときもベースに触れることだけはやめなかった。やめられなかったと言うべきか。

稲垣:そうなんだ……。俺もがんばらないと。少しでも早く身体に馴染ませたくて、アッポリの曲は稽古が始まる前からずっと聞いているんだ。

Kuro:そうなのか?

稲垣:そうだよ。今回、舞台で披露する『beat goes on』はひたすら聞いているよ。それからバラード曲の『this song is dedicated to you.』も好き! あ、もちろん忍が作曲した『what have you done for…』も聞くよ!

Kuro:ありがとう。どの曲も俺たちにとっては思い入れがある曲ばかりだが、こうして舞台という場所で成弥たちに新たに表現してもらえると思うと素直にうれしい。

稲垣:大切に演奏するね。

Kuro:ああ、よろしく頼む。ところで、成弥から見た舞台のapキャスト4人の雰囲気はどうだろうか?

稲垣:とても仲いいよ。どのバンドよりもいちばん……って言ったらほかのバンドのキャストから「うちのバンドのほうが!」って言われてしまうかもしれないけど(笑)。それくらい仲もいいし、ご飯も何度も行ってるよ。それに一緒いる時間が長い。稽古場では絶対誰かしらアッポリメンバーが隣にいるんだ。

Kuro:以前から知り合いだったのか?

稲垣:ううん。ほかのバンドのキャストとは交流があった人もいたけど、apple-polisherのキャストは全員初対面だったよ。こんなに仲良くなるもんなんだな~って少し驚くくらい。だってまだ出会って2、3週間しか経ってないのに(笑)。

Kuro:その短期間でそこまで距離が近くなったのはすごいな。俺たちの場合、Toiが加入した当初は決して仲がよいとは言えなかった。

稲垣:でもいまは仲良しでしょ?

Kuro:それを言ったらあいつは否定しそうだが、よくメンバーで飲みに行ったりNaLの家に集まったりはしているな

稲垣:そういうのを仲がいいって言うんじゃないかな(笑)。俺たちもね、NaL役の(藤家)依くんが4人の中ではいちばん年上なんだけど、すごく気さくな人なんだ。依くんを中心に、(Toi役の)優と俺がふざけて、(UK役の)勇歩がそこにツッコミを入れて……立ち位置のバランスがいいなって思う

Kuro:その感覚はわかるな。ピースがハマるようにしっくりくる。

稲垣:そうそう! スッと入って行けるから一緒にいて楽で、なにより楽しいよ。自然とコミュニケーションが取れているから、もっとこの舞台を面白くしようっていつも真剣に意見を言い合っているんだ。

Kuro:そんな成弥たち4人の距離の近さが、俺たちapを表現する芝居の中でも活かされるということだな。俺たちもいつもは飲んでふざけてばかりいるが、音楽の話になると空気が変わる。似ているな。

稲垣:そうだね。楽しみにしていてほしいな! 今回のステージはapple-polisherと[rêve parfait]、Liar-SとKYOHSOメインの話のふたつに分かれていて、apple-polisherと[rêve parfait]のほうではNaLとKingが話の主軸になっているんだ。依くんが演じるNaL……成海に注目しながら、後ろで支える俺たちメンバーを見てほしい。アッポリの関係性が見えると思うから。

Kuro:ふだんの俺たちが再現されるということか……。

稲垣:あれ? 忍もしかして照れてるの?

Kuro:うっ……まわりから俺たちがどんな風に見えるのかあまり意識したことがないから、気恥ずかしいだけだ。別に照れては……。

稲垣:あはは! アッポリメンバーの賑やかな日常を舞台でも見せられるんじゃないかな(笑)。それにやっぱりライブシーン! やるからにはカッコ良く見せたいし、楽器隊3人でよく音合わせしているんだけど、優のドラムが本当にすごい! 勇歩もギターの練習ずっとしているんだよね。だからベースももっとがんばらなくちゃなって思ってずっと持ち歩いていて。家でも練習してるんだ。

Kuro:持ち歩いてるのか。ぶつかったりしないか?

稲垣:よくドアにぶつかるよ(笑)。

Kuro:俺もそうだったから懐かしい。ケガをしないように十分気をつけるんだぞ。

稲垣:うん、ありがとう。難しいね、ベースって。でも本当に楽しい。いまは舞台で使う忍のモデルのベースを借りているけど、実際にベース買おうかなって思うくらい面白くてハマっていってるんだ。

Kuro:俺も最初は自分の意志でベースをやろうと決めたわけではなかったから、俺をきっかけにそんな風に感じてもらえたならうれしい。舞台で成弥たちが魅せるapple-polisherのステージが楽しみだ。

稲垣:忍の期待に応えられるようにがんばるよ!

Kuro:最後まで舞台というステージを楽しんでくれ。成功を祈っている。


明日は、[reve parfait]のバンドリーダーRookさんと石賀和輝さんの対談をお届けします! お楽しみに!

▼DYNAMIC CHORD the STAGE 独占対談企画▼





『DYNAMIC CHORD the STAGE』公演概要

【原作】honeybee black『DYNAMIC CHORD』
【脚本】おかざきさとこ(映画『春待つ僕ら』、『リベンジ girl』など)
【演出】石岡貢二郎(『うたの☆プリンスさまっ♪』ライブ、『ツキステ。』シリーズなど)
【劇場】ヒューリックホール東京(有楽町)
【キャスト】
<KYOHSO>
YORITO役:新里宏太
TOKIHARU役:杉江優篤
YUU役:山口大地
SHINOMUNE役:KEN’ICHI

<Liar-S>
檜山朔良役:三山凌輝
珠洲乃千哉役:服部武雄
榛名宗太郎役:正木郁
結崎 芹役:吉澤翼

<[rêve parfait]>
King役:松岡卓弥
Rook役:石賀和輝
Bishop役:とまん
Knight役:竹内唯人

<apple-polisher>
NaL役:藤家和依(ACT ONE AGE)
UK役:松井勇歩
Kuro役:稲垣成弥
Toi役:松村優

伊澄久臣役:塩川渉
加賀真実役:松村泰一郎
聖矢役:笹翼

公演日程

KYOHSOとLiar-Sをメインにした物語と、[rêve parfait]とapple-polisherをメインにした物語の2種が日替わりで上演予定。

【日程】2019年5月11日(土)~5月15日(水)

◆KYOHSO・Liar-Sメイン回
・5月11日(土)18:00
・5月12日(日)13:00
・5月13日(月)19:00
・5月15日(水)19:00

◆[rêve parfait]・apple-polisherメイン回
・5月11日(土)13:00
・5月12日(日)18:00
・5月14日(火)19:00
・5月15日(水)14:00

チケット情報

【チケット料金】ダイナーシート(非売品グッズ付き)10800円[税込]/一般席8800円[税込]
【ダイナーシート特典】非売品ブロマイド1セット(ミュージックビデオ一曲分のダウンロードコードが付属)
【チケット発売】

⇒チケットぴあ
⇒Confetti
⇒イープラス
⇒ローソンチケット

【主催】『DYNAMIC CHORD the STAGE』製作委員会(アルテメイト/ムービック/チケットぴあ)

『DYNAMIC CHORD』とは……

honeybee blackが贈るバンドをテーマにした乙女向け作品。

音楽事務所兼レコード制作会社である『DYNAMIC CHORD(ダイナミックコード)』に所属している4つのバンドにスポットを当てて、バンド音楽の楽しさや、バンドマンとの甘く激しい恋物語が描かれます。

登場人物

【KYOHSO】
YORITO(本名:城坂依都)
TOKIHARU(本名:英時明)
YUU(本名:黒谷優)
SHINOMUNE(本名:諏宮篠宗)

【Liar-S】
檜山朔良
珠洲乃千哉
結崎芹
榛名宗太郎

【[rêve parfait]】
King(本名:香椎玲音)
Rook(本名:月野原久遠)
Bishop(本名:百瀬つむぎ)
Knight(本名:香椎亜貴)

【apple-polisher】
NaL(本名:天城成海)
UK(本名:青井有紀)
Kuro(本名:黒沢忍)
Toi(本名:音石夕星)

(C)Arithmetic / (C)『DYNAMIC CHORD the STAGE』製作委員会