ファンの要望を受けて取り入れられた新要素も
コーエーテクモゲームスより、2019年7月4日にリリース予定のタクティカルアクションゲーム『進撃の巨人2 -Final Battle-』。その発売を前にした6月8日、一般ユーザーを募っての“クローズド体験会”が開催されました。
本記事では、その中からアクションゲームが得意ではない方や初心者を対象とした“新兵入団式”の模様をお届けします。
会場にはNintendo Switchとプレイステーション4がズラリ。
『進撃の巨人2 -Final Battle-』は今回家庭用ゲーム機ではこの2機種から発売されます(PCのSteam版も1日遅れの2019年7月5日に配信開始予定)。
会場の一角には、対象店舗で購入するとゲットできる“店舗特典”や、第1作『進撃の巨人』発売に際して原作者の諫山創先生から贈られたというお祝い色紙などが展示されていました。
イベントの開始時刻になると試遊席の前に設けられたスクリーンの前に、調査兵団のマントに身を包んだ鈴木英生開発プロデューサーが登場。『進撃の巨人2 -Final Battle-』の簡単な解説を行ってくれました。
前作の発売以降、ユーザーから「ゲームの操作が難しい」という声があり、『進撃の巨人2 -Final Battle-』ではワンボタンで巨人を倒すことができるようになる“操作アシスト機能”を付けることを決めたのだそうです。さらにステージで難易度“ヘヴン”を選択すると、ガス/ブレードなどが消耗しなくなるのでもっと手軽にプレイできるようになるとのこと。
解説の後、実際にプレイしてみると確かに簡単、快適!
いきたい方向に□ボタンを押すだけで立体機動装置で移動ができ、巨人に近づいて△ボタンを押すだけ。
うまく押せるようになると、アニメで見慣れた浮遊感も味わうことができるように。
また、馬に騎乗しての移動も疾走感溢れるものになっていて、立体機動装置とともに爽快な移動手段となっています。
その他、アニメでも登場した“対人立体機動”や、現在放送中のアニメで話題になっている“雷槍”など、最新の装備もアニメと並行してゲームに盛り込まれています。
さらに、新モードの“壁外奪還モード”では、さまざまな場所でバトルを行って仲間を勧誘したり、拠点をカスタマイズして、自分だけのオリジナル兵団を作り上げていくことになります。
その中で、何度もパーティーを組んで出撃したメンバーとはどんどん絆が深まっていき、拠点で原作にはなかったオリジナルの会話が発生することもあるそうです。
メインとなる“キャラクターエピソードモード”では、アニメのストーリーに沿ってさまざまなミッションをこなしていきます。フル3Dで描かれたビジュアルは臨場感たっぷり。
巨人たちの再現度も非常に高く、そのおかげで「ちょっと迫力ありすぎ!」と言ってしまいそうなほどです。
試遊タイムが終わると、鈴木開発プロデューサーへの質疑応答へ。
――アシスト機能は使いやすかったのですが、こればかり使っていたらふつうの操作ができなくなってしまったりしませんか?
鈴木 じつは“操作アシスト機能”は、ただその場での操作をアシストするだけでなく、後にマニュアル操作ができるようになるためのアシストの役割も果たしているんです。
――注目してほしいポイントはありますか?
鈴木 まずは、アニメ(Season 3)との表現の違いに注目していただきたいですね。今回もあらかじめアニメの脚本をいただいて、ゲーム開発に臨んでいるのですが、スケジュール的にアニメの仕上がりを見てゲームに落とし込む、ということはできないので、独自の演出で見せかたを考えることになります。ですから、おなじ脚本を使っていても違う構図になるはずで、そこの違いを見ていただけると楽しめると思いますよ。
それから、新要素の“対人立体起動”や“雷槍”といった新しい装備や“壁外奪還モード”、それから仲間たちとのコミュニケーションもしっかり楽しんでほしいですね。
――プレイステーション Vita版が発売されないのはどうしてなのでしょうか?
鈴木 今回の新アクションをVitaで表現しようとすると、仕様上どうしてもほかの機種と同等のものが再現できなかったんです。「Vitaで遊びたい」という声が多いのは承知していたのですが、作り手としてゲームのクオリティーとは引き換えにできず、やむを得ず断念することにしました。
発売まで1ヵ月を切り、公式サイトでは“オリジナル兵団メーカー”という特別企画を実施中。兵団名をつけて、団長を含む4人の団員をプレイアブルキャラクターの中から選ぶと、キース教官が“超辛口”な寸評をくれるというものになっています。
『進撃の巨人2 -Final Battle-』オリジナル兵団メーカー
来る激闘の日々に向けて、キース教官の辛口でウォームアップしてみてはいかがでしょうか?
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
(C)2018-2019 コーエーテクモゲームス