各部のキーワードもチェック!
夢ノ咲学院に所属する唯一のプロデューサーとなり、男子高校生アイドルを育成する『あんさんぶるスターズ!』。2015年の春から配信された本作には、アイドルたちが活躍するたくさんのストーリーがあります。
しかし、これだけストーリーが豊富だと、「これってどんな話だったっけ……?」と、ど忘れしてしまうこともしばしば。また途中からプレイを始めた転校生さんの場合は、「どれから読めばいいの!?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで、B’s-LOG.comでは独自のおすすめストーリーをピックアップ! 多少ネタバレを交えつつ、ストーリーのあらすじやキーワードを紹介していきます。
今回は『あんスタ!』の中軸とも言えるメインストーリーのあらすじをお届けします。
現在配信されているメインストーリーは3部作となっており、リリース当初より公開されている第1部、“キセキシリーズ”と呼ばれる第2部、“Sagaシリーズ”と呼ばれる第3部で構成されています。
すべてのストーリーがフルボイスとなっており、オートモードで聞くとドラマCDのように楽しめるのが特徴です♪ それでは、それぞれの物語を見ていきましょう。
※以下、物語のネタバレを含みます。
『あんスタ!』の始まりである第1部のあらすじ
第1部はプレイヤーランクを上げることで1話ずつ開放されていきます。
物語はプレイヤーの分身である “転校生”が新設されたばかりの夢ノ咲学院“プロデューサー科”にやってくるところからスタート。
夢ノ咲学院はたくさんの人気アイドルを輩出してきた歴史ある学校ですが、氷鷹北斗いわく、現在は生徒会に所属する優秀なユニット以外は日の目に当たらない窮屈な学校であるようです。
革命に賛同した転校生や、同じく現状をよく思っていないほかのユニットの協力を得て、Trickstarは“S1”と呼ばれるドリフェスで学院No.2ユニットの紅月に勝利。
生徒会以外のユニットが勝つことはないと言われる夢ノ咲学院で、下剋上に成功します!
しかし、喜びもつかの間、今度は生徒会長であり、No.1ユニットfineのリーダーでもある天祥院英智が登場。
英智はTrickstarに解散を命じ、北斗、明星スバルにはfine、衣更真緒には紅月、遊木真にはKnightsへの移籍を勧めます。
そして同時に、全校生徒に向かって年末に行われるアイドルの祭典“SS”への出場権を賭けたドリフェス“DDD”の開催を発表します。
DDDという舞台で、本当に自分たちはfineに勝てるのか。今後も生徒会に逆らった状態で、アイドル活動を続けていけるのか。
そんな不安に駆られたメンバーたちがTrickstarを離れ、ついにはスバルと転校生だけが残ることに……。
ふたりは「いつでもみんなが帰ってこられる居場所を守る」という願いを抱いて、DDDの舞台に臨みます。
最初だからこその距離感
『あんスタ!』のシナリオは群像劇ですが、第1部に関してはTrickstarと転校生が主役と考えていいでしょう。また転校生にとっては、それぞれのアイドルとの出会いのストーリーでもあります。
とはいえ、リリース当初から配信されているストーリーのため、月永レオ、Valkyrie、Switch、MaMなどの途中から登場したアイドルたちは現れません。
彼らと転校生の出会いはキャラクター別ストーリーで読めるので、そちらをチェックしてください。
また『あんスタ!』は転校生とアイドルたちが1年を通して、徐々に絆を深めていきます。そのため、知り合って間もないメインストーリーの時期はキャラクターによってよそよそしい、あるいは刺々しい反応を見せることも。
先にイベントやスカウトで仲のいいやり取りを見たあとだと、ビックリしてしまうかもしれませんが、「ここから少しずつ仲良くなっていくんだ!!」という思いで読み進めてみてください。
キーワード
●ドリフェス
“ドリームアイドルフェスティバル”の略で、夢ノ咲学院アイドル科で定期的、突発的に行われるイベント。主にライブが多いが、演劇などのパフォーマンスも行う。
SS(年末開催)>S1(季節ごとに開催)>S2(月1で開催)>A1(春に行う新人戦)>B1(野良試合)とランクがあり、後に自由度が高く生徒会公認のS3が加わった。
●SS
年末に行われる事務所、学校、プロ、アマを問わないアイドル業界の一大行事。夢ノ咲学院が主催のため、ドリフェスのひとつではあるが、けた違いのイベントとなっている。
外部の人間からは“ウィンターライブ”と呼ばれることも。主催にも関わらず、夢ノ咲学院からの優勝者が長年現れなかったため、SSでの優勝は学院の悲願でもある。
●DDD
SSに出場するユニットを決めるために、急きょ英智が立ち上げた特別なドリフェス。これまでは「学院への出資額が最も多い家庭の子息が所属するユニット」に出場権利があり、今年度は英智が所属するfineがその条件に該当した。
第2部キセキシリーズのあらすじ
キセキシリーズと呼ばれる第2部は、『輝石☆前哨戦のサマーライブ』、『軌跡☆電撃戦のオータムライブ』、『奇跡☆決勝戦のウィンターライブ』の3つのイベントストーリーから構成されています。
DDDに優勝し、SSへの出場権を得たTrickstarは、生徒会を始めとする夢ノ咲学院のバックアップを得て、自分たちの実力を強化していきます。
そんな彼らに立ちふさがるのは、同世代アイドルの中でトップだと言われているコズミック・プロダクション所属のEden。
Edenは特殊なユニットで、EveとAdamに分かれて活動することも多く、Edenとして活動するときだけ4人が集まります。
それぞれのリーダーである日和と凪砂は、かつて夢ノ咲学院でfineとして英智や青葉つむぎと活動していた時期もあり、夢ノ咲学院にとっては因縁深い相手です。
『輝石☆前哨戦のサマーライブ』では、英智の計らいでTrickstarがEveとの合同ライブを行うことに。ふたつのユニットは1週間のレッスンを通して、互いに交流を深めていきます。
レッスンでは日和の指示のもとパフォーマンスのレベルアップもできたTrickstar。しかし、肝心のライブではEveの策略にハマり、苦い思い出を抱えることに……。
Trickstar、転校生ともにリベンジを誓うなか、今度は秋にAdamから彼らの母校、秀越学園で行われるライブに誘われます。それが『軌跡☆電撃戦のオータムライブ』。
前回のライブを教訓に、さまざまな対策をしたTrickstarは多少の波風を立てられつつも、いい状態でオータムライブを迎えます。しかし、凪砂の圧倒的な実力を見せられ、決して勝ったとは言えない結果に。
そして、ついにキセキシリーズは決戦である『奇跡☆決勝戦のウィンターライブ』へ。
夢ノ咲学院に通うアイドルたちの願いを背負って、TrickstarはSSの頂点を目指します!
先輩たちに支えられるTrickstarが新鮮!
キセキシリーズは夢ノ咲学院の最大のライバル、Edenの存在が大きいです。……なのですが、個人的に見どころだと思っているのはTrickstarを支える夢ノ咲学院の生徒たち。
とくに『奇跡☆決勝戦のウィンターライブ』ではTrickstarのひとりひとりが親しい先輩とのエピソードがあり、そこのやり取りがすごくステキなんです!!
ここで登場する先輩たちは、実は第1部で英智から解散を命じられたあとに、Trickstarが所属した(または誘われた)ユニットのメンバーでもあります。
第1部でいろいろあった先輩たちが“Trickstar”として走る彼らを応援し、彼らの糧になっている。メインストーリーを通しで読むと、よりこの関係性にウルっとくると思います!
ほかにもキセキシリーズを読むときに、併せて読んでみてほしいシナリオがあります。それは『追憶*集いし三人の魔法使い』。
このイベントはキセキシリーズが始まる前、Edenの立ち絵も発表されていなかった時期に配信されたものですが、作中で“日和”と“凪砂”の名前が登場します。
日和と凪砂が夢ノ咲学院時代に英智たちと何をしていたのかが窺える内容になっているので、もしキセキシリーズで「ん……?」と思ったシーンあったら、こちらをどうぞ。
キーワード
●コズミック・プロダクション
略してコズプロ。最近台頭してきた事務所で、アイドルの育成にも力を入れている。
Edenが通う学校はコズプロが母体。やや強引な手法で運営しているため、危うい面も……。
●玲明学園
日和とジュンが通う学校。
優秀な生徒を“特待生”にする格付け制度があり、特待生とそれ以外ではレッスンや仕事にも差がある。
●秀越学園
玲明学園の系列校で、凪砂と茨が通っている。
系列校の中でとくに優れた生徒のみ通える。玲明や夢ノ咲に比べると、やや辺鄙なところに建っているらしい。
第3部Sagaシリーズのあらすじ
メインストーリーの最後、Sagaシリーズは『Saga*かけ上がるレインボーステージ』、『Saga*ぶつかり合うリバースライブ』の2編で構成されています。
Sagaシリーズは、これまでの2作品とは異なり、Trickstarがメインではありません。また佐賀美陣や椚章臣などの“大人”たちも深く関わり、夢ノ咲学院だけではない、芸能界全体を描いた物語になっています。
物語の始まりは、Trickstarの革命が終わってしばらく経った春。恩人からの断れない頼みで“サガ計画”という雑誌の企画に参加することなった陣は、そのプロデュースを転校生に頼みます。
サガ計画とは、芸能界を引退したアイドルが現役のアイドルたちを弟子にして指導するという低予算企画。陣は“Rain-bows”というユニットを組み、レッスンを始めます。
しかし、低予算の緩い企画だと聞いていたサガ計画は、だんだんと方向性を変え、大量のお金を投資した一大プロジェクトに。その中でRain-bows以外のユニットも登場します。
いったいなぜサガ計画は大きなプロジェクトになっていったのか。それを行った人物たちの思惑は……?
未来編へ続く物語
『あんスタ!』はゲームタイトルを『あんさんぶるスターズ!!』に変え、2019年後半以降に完全新章に突入することを発表しています。
Sagaシリーズはそんな新章の伏線が散りばめられた物語のため、いろんな展開を想像させる表現が多い作品です。そのため、少しややこしく感じる部分も……。
個人的にSagaシリーズは押さえておきたいポイントは『あんスタ!』に完全な悪人や組織はいない。同時にまったくクリーンというわけでもない、といったところだと思います。
最終的に大人たちは、努力をする現役のアイドルたちが全員輝くようにと動いていくようですが、本当に実現するのか。未来への期待と心配が尽きません!
キーワード
●スーパーアイドル
アイドル界を引っ張る、唯一のアイドルを指す言葉。
時代ごとに違い、陣、誠矢、スバルの父などもそのひとり。陣の引退後はアイドル業界そのものが縮小したせいもあり、目立った人物は生まれなかった。そのため、陣が“最後のスーパーアイドル”と呼ばれている。
●原始のスーパーアイドル
“アイドル”というジャンルを確立させ、芸能界でさまざまな革命を起こした英雄。
半ば都市伝説のような人物のため、“ゴッドファーザー”、“神さま”などと呼ばれることも。
じつは茨の曽祖父で、凪砂の養父。アイドル引退後は裏から業界を支配しており、功績も大きいが、悪名も高い人。
シナリオを読むためには、第1部はユーザーランク、第2部以降は該当するイベントを復刻やユニットコレクション、ストーリーキーなどで開く必要があります。
ただメインストーリーに関しては、過去に全話全ユーザーに解放されるキャンペーンがあったので、もしかすると再びそれが行われる可能性も。気長に待てる方は、その機会を待ってみるのもいいかもしれません。
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