さいたま文学館のペア招待券をプレゼント!
DMM GAMESより配信中のゲーム『文豪とアルケミスト』が、さいたま文学館と初のタイアップ。企画展『太宰治と埼玉の文豪展』が、2020年1月18日より開催されています。
ここでは、1月26日に開催された記念トークイベントの模様と、本企画展における展示の見どころをお届けします。
日本全国の文学館をはじめ、多彩な切り口で開催されてきた『文豪とアルケミスト』とのコラボレーション。今回紹介する企画展『太宰治と埼玉の文豪展』では、2019年に生誕110年を迎えた太宰治の人生や、さいたま文学館で常設展示されている永井荷風をはじめとした文豪たちにスポットをあてた展示が楽しめます。
全部で6つに区分された展示コーナーでは、太宰治の作品の一節が展示のタイトルに。“恥の多い生涯を送ってきました”から始まり、“元気で行かう。絶望するな。では、失敬”で終わるという趣のある構成になっています。
本企画のために描き下ろされたイラスト『黎明ノ懊悩』などの『文アル』関連展示のほか、太宰治愛用の万年筆や、トレードマークの二重廻しがお披露目。太宰治が戦中の疎開先に二重廻しを送るよう懇願したというエピソードや、万年筆の軸が壊れてもインクをつけて使用していたことなどにも触れられていました。
そして今回の展示で特に注目したいのは、初公開となった『人間失格』執筆机。太宰治が『人間失格』の「第三の手記」後半部分と「あとがき」を執筆した机ですが、左手で煙草を持つスタイルから机の左側には火傷の跡が残っていました。
全体を通して、太宰治の生涯を順に見ていく構成となっており、愛用の品やほかの文豪との関係性がわかる展示や、各作品への理解が深まる資料群など、見どころ満載の企画展。
さらに会場では、本企画展限定のクリアファイルやアクリルスタンドに、缶バッジも販売されているので、お見逃しなく。
コラボメニューが楽しめる“けやきカフェ”
さいたま文学館併設のけやきカフェでは、本企画展期間限定の特別メニューが楽しめます。ここでは、今回の企画展でピックアップされた文豪5名にゆかりのあるドリンクをご紹介♪
無類の豆腐好きであった太宰治は豆乳にシナモンが効いた“豆腐は酒の毒を消す”(右上)、永井荷風が好んだ2品が合わさった“アイスクリームソーダ”(左上)、中島敦の『聘珍楼雅懐』2首に登場する“唐黍スウプ”(左下)、大の甘党だった武者小路実篤の好物のひとつだった“お汁粉”(下中央)、田山花袋の随筆より初夏の新茶を冬の抹茶ラテにアレンジした“新茶のかおり”(右下)と、文豪に着想を得たラインナップに。
ドリンクを注文すると、文豪が描かれた限定コースターがランダムで1枚もらえます。展示を楽しんだら、こだわりのドリンクで喉を潤してはいかがでしょう。
太宰治と『文アル』を語り尽くす! トークイベントをレポート
今回の企画展を記念し1月26日に開催されたトークイベントには、『文豪とアルケミスト』プロデューサー・谷口晃平氏(DMM GAMES)と、太宰治検定実行委員会委員長・津島克正氏が登壇。
太宰治のトレードマークと同型の二重廻しを着用しトークイベントに臨んだ谷口氏、太宰治とは遠い親戚にあたる津島氏ならではの計らいということで、会場は盛り上がりをみせました。
最初のテーマは『文豪とアルケミスト』という作品について。
転生した文豪たちによる史実ではあり得ないやりとりが魅力のひとつである本作ですが、実在の人物をキャラクター化する際には“乖離しすぎないこと”を心がけたと谷口氏。
キャラクターの人となりや、デザイン、ゲーム内でのできごとには、必ず史実の要素を練り込んでおり、それをフックに興味を広げてほしいと語ります。
本企画展の描き下ろしイラスト『黎明ノ懊悩』でも、太宰治の片膝を立てて書くスタイルや、明け方に執筆することが多かったというエピソードが表現されています。さらに今回の展示の目玉でもある執筆机も描かれており、『文アル』に関わるすべてに徹底したこだわりを持っていることがわかりました。
続くテーマは、文学と文豪について。
谷口氏と津島氏の読書体験をはじめ、好きな作品や文豪などにも触れられました。
太宰作品で好きなタイトルを聞かれた津島氏は、『駆け込み訴え』をあげたうえで『御伽草子』など中期の“明るく楽しい太宰”も知ってほしいと、その奥深さに言及。
谷口氏も『斜陽』や『人間失格』といった後期の作品をチョイスし、作品とブレない人物像や、時代が変わっても共感できる思想が魅力とコメント。さらに、流行にとらわれず“人間”そのものを捉えていたからこそ、太宰治の作品は不朽であるとまとめました。
今後も拡がりが期待される文豪と“まちおこし”についてトークが展開すると、そもそも太宰治検定こそがその一環であったと津島氏。
同検定は、太宰治に関するさまざまな知識を問うものとして、太宰治生誕100年のタイミングに青森でスタート。しかし津島氏の不思議な縁でとんとん拍子で東京・三鷹での開催に至り、現在は全国のコンビニ(のプリントサービス)でも受験できるようになったというエピソードも語られました。
参加者から寄せられた質問に答えるコーナーでは、「本当に太宰治が転生したらどんな言葉をかける?」や、「もし太宰治と同じ時代・場所に生きていたら気が合うor絶対合わない文豪は誰だと思いますか?」など、真面目なものから笑いを誘うものまで『文アル』に絡めたIFの話が多く語られ、会場を盛り上げました。
なかでも「初めて読んだ太宰作品はなんですか?」という質問には、ふたりとも学生時代に読んだ『走れメロス』で回答が一致。中学の教科書では全出版社で採用されているということで、日本国民であれば誰しもが1度は読んでいるのでは……と感慨深げでした。
最後にふたりより、改めて参加者への感謝の言葉が。さらに谷口氏からは、今後も『文アル』に絡めた文豪や文学館などとのコラボレーションを積極的に展開したいとの抱負も語られ、トークイベントは大きな拍手で幕を閉じました。
太宰治と埼玉の文豪展
開催期間:2020年1月18日~3月8日
会場:さいたま文学館 企画展示室及び常設展示室
開館時間:午前10時から午後5時30分まで(観覧受付は午後5時まで)
観覧料:一般210円/高校生・学生100円
(中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその介助の方1名は無料)
けやきCafe
営業時間:10:00~18:00 (L.O 17:30)
※さいたま文学館(桶川市民ホール)併設
フォロー&ツイートで企画展ペア招待券を抽選で5名様にプレゼント!
今回ご紹介した、企画展『太宰治と埼玉の文豪展』のご招待券(1枚で2名様まで入場可)を<抽選で5名様>にプレゼントいたします!
応募方法は、ビーズログ公式ツイッター(@bslog)をフォローして、指定の文言をツイートするだけ! ぜひ奮ってご応募ください。
応募期間
2020年2月5日(水)~2020年2月10日(月)23:59
応募方法
1.あなたのTwitterアカウントから、ビーズログ公式ツイッター(@bslog)をフォロー!
2.以下の注意事項をお読みいただいたうえで、下記の指定文章をツイートしてください!(文章を変更しないでくださいね)
当選者発表
当選者へのみ、Twitterのダイレクトメッセージ(DM)機能で、2020年2月14日(金)までにお知らせします。
※賞品発送先の登録期限がありますので、かならず2020年2月20日(木)までにDMをご確認ください。
※DMは、ビーズログ公式ツイッター(@bslog)からお送りします。それまではフォローを外さないでください。
応募に際してのご注意
■このキャンペーンにご応募頂くにはTwitterへの登録(無料)が必要です。
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■所定の文章を変更したツイートや、Twitterアカウントを非公開設定にしている場合は、応募を受け付けられません。
■応募内容に虚偽の記載がある場合や、不正な方法で応募した場合、応募を受け付けられません。
■当選者にお送りするDM内に、賞品発送先の登録フォームのURLを記載しますので、<2020年2月14日(金)23時59分>までに必ずご登録ください。期限までに登録が確認できなかった場合は、当選権利が取り消されます。
■当選時の登録住所に入力不備・連絡不能などで賞品がお届けできない場合は、当選権利が取り消されることがあります。
■おひとりで複数アカウントから応募しないでください。通知後であっても、複数アカウントでの応募が判明した場合、当選が取り消されることがあります。
■賞品の発送は、2020年2月下旬を予定しています。また、発送先は日本国内に限らせて頂きます。
■当選賞品を譲渡(転売、オークション出品含む)しないことが応募・当選の条件です。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返し頂く場合があります。
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【応募期間:2020年2月5日(水)~2020年2月10日(月)23:59】
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