「『王子様(笑)シリーズ』ドラマCD 王子様と二羽の姫君」の収録現場より、ホストクラブ風BGMが流れ、ミラーボールが光り始めるのは仕様の病弱、吐血、No.1ホスト(第1王子)、真実の愛を探す「白鳥の湖」の王子様役 遊佐浩二さん、愛は世界を救うんだから! 愛の伝道師、天然・不思議ちゃんな「ラプンツェル」の王子様役 石田 彰さん、このシリーズの展開に慣れてきてなんでも受け入れられるようになってしまった不幸属性の堅物「竹取物語」の王子様役 置鮎龍太郎さん、今回の物語(クスエト)はフラグが多くて大変!? 自分設定持ちのガチなゲーマー「いばら姫」の王子様役 小野坂昌也さん、歩く非常用持ち出し袋……白鳥の湖の王子様に振り回される従者(弟王子)役 竹本英史さんから収録後のコメントを頂きました!!
――収録を終えての感想をお願いします。
竹本:今回はいつもより喋ったなーって感じがありました。何故かなと思ったら、ただの従者じゃなかったんだなと思いました。話のエンディングに俺、関係あったなって思ったので。
遊佐:いつもはただの従者なの?
竹本:いつもは話の途中で全然関係なくなっちゃう従者なんだけど、今回は最後の方に関わってくる従者だったなって。
遊佐:ここの会社って従者好きだよね。何かって言うと王と従者って言うよね(笑)
一同:(笑)
竹本:なので今回は従者感が少なかったのは逆に残念だなって思いました。私は従者として頑張っているので、メインには入れないでサイド寄りにして欲しいですね!
――念願の王子様かと思ったのですが(笑)
竹本:逆ですね。
一同:(笑)
石田:今回もいつものような王子様たちの迷走っぷりというか勝手気ままに「どうしてお前たちが王子様って呼ばれてるんだ!」って疑問に思うような人たちが、ちょっと変わった騒ぎに巻き込まれていって。新しく王子様がやってくると、その王子様のバックボーンを説明するために全力でみんなでボケたりつっこんだりしてたんですが、今回はそれに“真実の愛”についての考察なんかが絡んできてまして、すごい真面目な話のように聞こえるのが素晴らしいと思いました。
遊佐:僕は今回初参加ということで、ボーナストラックでは冗談めかして言っておりましたが、緊張はしておりました。どういった作品なのかは相手方のセリフの出かたを聞いてみないとわからないので、収録が始まってみて、瞬発力のいる現場だと思いました。今回は影のある、心を見せているようで見せていない部分に重点に置いて演じようと思っていましたが、意外とチャラいところを強調して演じることを要求されまして、そこが大変でした(笑)
――印象に残ったシーンを教えてください。
竹本:愛を叫んだところですかね。まさかそんなことになるなんて思ってなかったですね。なんか真面目だったなぁ。愛について真面目なところが印象に残っております。
石田:「自分が好きになった人の境遇とかも含めて全部好きになってあげればいいじゃない!」と相手にいいことを言っているようでいて、でも「あぁ、ラプンツェルと一緒に二人でこの状況を楽しみたかったのに~」って、結局自分のところに持ってきちゃうのが、らしいなと思いました。
遊佐:ハル(竹本さん演じる弟王子)が“弟”の立場を切々と語るところは、僕があらゆるメディアで主張していることと全く合致しますので、非常に共感しました。兄は弟を奴隷としか思ってないですから。今回のお話は高貴な人間の場合でしたが、実際の兄という存在は手のひらを返してニヤニヤと馴れ馴れしい笑いをしながら近寄ってくるので、兄には気をつけた方がいいです。
――白鳥の湖の王子様の印象、元ネタからのギャップなどがありましたら教えてください。
竹本:クズだなぁと思いました。今回のキャラもそうだし、元ネタもそうだし、結果クズだなぁと。だから王子様って物語の上で影が薄いんだろうなって思いました。考え足らずなやつが多いし…おとぎ話って男にちょっと当たりが強いですよね。どうしてなんですかね。男をバカにしてる感があるなと思いました(笑)。それを改めて今回の王子様で感じましたね。
石田:相手の見た目が一緒だったら結構わからないもんですよね(笑)。一晩経ったらわからなくなりますよ。その時言ってる言葉は決して嘘ではないんですが、夕べ言ったことが今朝も通用すると思うなよっていうところに、男の真実があるんじゃないでしょうか。女性目線から見たらとんでもないのかもしれないですけど、子孫を残すとか本能で生きてるようなオスにとってはそれもまた真実なんじゃないでしょうかね。人間になってしまって道徳とかそういう本能じゃない“人間らしい”って部分に縛られ始めると問題になるようなところも、より原始的に生きてる男にとってはまぁ本能なんだからしょうがないんじゃないかなって。それを許してくれとは言いませんが、そういうものだという理解をして貰えると男としては…。って何を話してるんでしょうね(笑)。
竹本:そんな深いテーマのCDだったとは…。
遊佐:出来た王子様ってあんまり出てこないので、やっぱり温室育ちっていけないなと思いますね。今回は、王子がお姫様に対して正直に「どっちかわかんない」って言っちゃう男のバカな面が出ていて、「男ってバカなんですよ」って思うと同時に「女性はどうなんだい?」と思います(笑)。女性はばれないように二股とかやるかもしれないけど、男と比べてどっちが人間的なのかなという気はしましたね(笑)そういうCDですので教訓として聴いて頂ければいいかと思います。この王子様のことをどうこう言うんだったら、自分のことを省みてみればいいんじゃないでしょうか。上手にばれないようにやってるけれども…(笑)。
竹本:そんな女性たちが聴いてるんだ、このCD…。
遊佐:ということを問い質したいCDです。そういう部分を考えてみて頂ければ2倍楽しめるんじゃないでしょうか(笑)。もちろん冗談です。
――「王子様(笑)シリーズ」の今後への希望を教えてください。
竹本:このシリーズがここまで続いたのも、誰一人肩に力を入れずにリラックスしてやったおかげではなかろうかと思っています。
遊佐:僕はちゃんと入れてたよ(笑)
竹本:その瞬間瞬間は真面目にやってますけど(笑)。全体通していうと、高い期待をせずコツコツと積み重ねた結果がこのようなロングタイトルになっているわけですから。
遊佐:出来ることだけやっていく!
竹本:そう。今後とも高望みせず、地道に続けていければいいなと思っております。
石田:もう10人も王子様が出てきているので、そんなに残っていないだろうと思うのですが、そう思っていたら、今回自分はよく知らなかったけど「白鳥の湖」には王子様がいるっていうことを知ったので、そう考えるとまだまだ埋もれている王子様がいらっしゃるのかなと。お姫様と王子様の話っていうと、ちょっとピンとこないようなところにもスポットを当てて「あ、ここにも王子様がいた!」っていうのでまた新たな普通じゃない王子様を作り出して貰えたら嬉しいなと思います。
遊佐:3年目に突入するにあたって僕というカンフル剤が投入されたと考えると、あえて高いハードルを設けていきたいなと思っています。Webラジオ、目指せ3週に一回コースで!(笑)
――ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
竹本: このCDのキャストに注目してください。とっても豪華なメンバーが出ています。このメンバーが何をするのか聴いてみないと絶対わからないと思います。あなたが思ってもみないようなことをみんながやってますので、豪華声優陣が一体何をやっているのか怖いもの見たさでも良いので、是非ともお買い上げくださいませ。きっと思っている以上に面白いと思います!
石田:今回はなんとバレエの名作「白鳥の湖」を題材に話が展開されます。得てして有名なお話ほど概略は知っていても詳細を知らないことってあるかも知れませんが、このCDを聴くためにわざわざバレエを見に行くようことをしなくても、大体何となく話がわかるような構成になっていますので、安心してお手に取って頂ければと思います。
遊佐:ついに話題のプロジェクトに参加させて頂きました。非常に頑張りました。力を入れていないようでいて力を込めてやっています。是非楽しんで下さい。力を入れていないのは、ボーナストラックだけです。いいですか、ボーナストラックだけは聴かないで下さい(笑)。よろしくお願いします。
●「竹取物語」の王子様:置鮎龍太郎さん
――収録を終えての感想をお願いします。
置鮎:見た目にも王子様らしい白鳥さんもご登場ということで、この世界から離れたところでの活躍が楽しみですね。
――印象に残ったシーンを教えてください。
置鮎: かぐや姫についていじられてるところにツッコミを入れるあたりは健気でした(笑)。後半にかけては、雰囲気が分かったというところで、そんなに悪い奴じゃないんだなというのを察するあたりは竹取らしかったんじゃないかと思いました。
――「白鳥の湖」の王子様の印象、元ネタからのギャップなどがありましたら教えてください。
置鮎:キラキラしすぎてる…(笑)。 最近流行りの王子様って言葉が使われているイメージそのままの感じでした。
――「王子様(笑)シリーズ」の今後への希望があれば教えてください。
置鮎:たけぽん(竹本さん)を早く王子様にしてあげてください(笑)。あれ、今回弟王子として念願叶ったんでしたっけ?
――ご本人いわく、「こういう王子様じゃない!」だそうです(笑)。こうだったら従者のままでいいと(笑)。
置鮎:どこまでも美味しいポジションですね(笑)。Webラジオも始まるということで、ますます世界観が広がるのかはわかりませんが、色んな王子様がゲストに行ったりとか、新しい王子様が登場しやすくなる土壌ができたんでしょうか。知らない人たちにも沢山知って頂けるように頑張りまーす!
――ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
置鮎:色んな王子様が色んなことをします。ずっと同じことをしている印象ですが、違うことをしています(笑)。タイトル数が沢山出ているので、色々なことが行われているでしょう。一度全員集まって何かしたら別の光明が見出せるのかもしれませんね。
――ありがとうございました。
●「いばら姫」の王子様:小野坂昌也さん
――収録を終えての感想をお願いします。
小野坂:「白鳥の湖」っていうのがこのドラマCDシリーズに入ってくるとは思わなかったので、ビックリしましたね。「白鳥の湖」って王子様たちが座談会の中でも言ってましたけど、お話じゃなくてバレエじゃないですか。「王子様(笑)シリーズ」って俺の中では、子供の頃にお母さんから夜、お話をして貰ってたものを、ホントはこういうお話だったんだよっていうジョークを交えたお話に焼き直すっていうイメージだったので。だから、昔よく聞いていた馴染みのある話を持ってくるっていうのがコンセプトだと思ってたんですよね。
「白鳥の湖」はどんな話だったか俺も全く知らなくて。「白鳥の湖」って白鳥と黒鳥が出てきて、どっちかを王子が選ぶっていうよりは、白鳥の女の子が出てきて、その子が中心となって王子を選ぶんだけど、その王子は全く存在感が無いですよね。王子は女の心を読めないアホな人ってだけで。それで主人公の女の子が悲劇を迎えるって話だったりするんだけど、そんな話を子供が聞いても全然面白くないでしょ? あれはバレエとして観て面白いものだから、何故今回選んだのかなって思いました。
――そこに王子様がいるから選びました。
小野坂:もうネタが無いのかよ!
――印象に残ったシーンを教えてください。
小野坂:今回はゲームに行くことがなくて、ゲームモードではなかったので面白味にはかけましたね。ちょっと消化不良気味でした(笑)。
――「白鳥の湖」の王子様の印象、元ネタからのギャップなどがありましたら教えてください。
小野坂:「遊佐さんでこのキャラか…」ですね。遊佐さんだったらもっと、Sっ気のある感じのイメージですよね。でも、僕は「白鳥の湖」の王子様の気持ちは凄くよくわかりますね。女なんて全然信じてないってところとか。
――「王子様(笑)シリーズ」の今後への希望を教えてください。
小野坂:新しい王子様を増やすよりもお話を面白くすることを考えていけばいいんじゃないでしょうかね。あ、戦国モノにして、「いばら姫」の王子様が信長になって、「これ、俺のゲームだから」っていう夢を見るってのはどう? 『いばらの野望』(笑)。
――ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
小野坂:新しい王子様が出てきたので、その「白鳥の湖」の王子様がどんな王子様か期待して聴いてみてくださいね。
――ありがとうございました。
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■「王子様(笑)シリーズ」ドラマCD 王子様と二羽の姫君
2012年4月25日発売予定
定価:2,700円(税込)
品番:FCCN-0084
発売元・販売元:フロンティアワークス
発売協力:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
<キャスト(敬省略)>
「白鳥の湖」の王子様:遊佐浩二
「ラプンツェル」の王子様:石田 彰
「竹取物語」の王子様:置鮎龍太郎
「いばら姫」の王子様:小野坂昌也
従者:竹本英史
<概要>
誰もが知っているおとぎ話の王子様は、本当はこんな人だった!?
おとぎ話の王子様をちょっと変わった視点でとらえた大人気シリーズ。
新キャラクターは「白鳥の湖」の王子様。
記念すべき10人目の王子様もやっぱりおかしい!!
そんな新たな王子様を迎えてお送りする物語とは――。
<あらすじ>
とある城に招かれた「ラプンツェル」の王子様、「竹取物語」の王子様、「いばら姫」の王子様。
彼らは、この国の第1王子の婚約の立会人になってほしいと頼まれる。
しかし、その婚約の相手は”白鳥”!
普通ではない婚約に反対する第2王子と、強引に進めようとする第1王子。
そこに同じ顔をした2人の姫君が現れ、事態は思わぬ展開に。
“真実の愛”をめぐる物語が今始まる――。
<連動購入応募特典>
キャストサイン入りスペシャル色紙(抽選プレゼント/3名)
※ドラマCD第5弾「王子様と人魚の恋」(FCCN-0063)とドラマCD第6弾「王子様と二羽の姫君」(FCCN-0084)両巻付属応募券で、キャストサイン入りスペシャル色紙(3名)を抽選でプレゼント。
<関連サイト>
「王子様(笑)シリーズ」特設サイト
http://www.fwinc.co.jp/princewww/
(C)フロンティアワークス