個性豊かなアイドルたちから目が離せない!

『アイナナ』連載企画では1週間近くぶりとなります、犬地リコです。前回に引き続き、熱暴走気味にお届けする『アイナナ』特集。第2回となる今回は、各アイドルひとりひとりにスポットを当てていきます。

第1部序盤~中盤にかけてのネタバレ、及びRabbitChatの一部ネタバレを含みますので「全部自分の目で見るんだい」というかたは、第1部クリアー後に御覧くださいね。

IDOLiSH7(アイドリッシュセブン)

七瀬 陸(ななせ りく)(CV:小野賢章)

年齢18歳/身長173cm/誕生日7月9日
好きなもの:ヒーローもの
嫌いなもの:病院のにおい

ドジなところもあるけれど、素直で努力家、頼まれると断れないお人好し。子どものころは病弱で、闘病生活の中で双子の兄が見せてくれたショーの真似事が唯一の楽しみだった。病院での生活が長かったため、世間知らずな一面もある。一織とはよく喧嘩になるが、そういう相手がいままでいなかったため喧嘩の中に少し楽しさも覚えている。

陸の魅力といえば、誰もが応援したくなるその素直さとひたむきさ。「子どものころは病弱だった」という陸ですが、いまでも体が強いわけではなく、たまに体調を崩し、発作を起こしてしまうことも。陸のもつ天性の歌声はIDOLiSH7の大きな武器ですが、生放送やライブで事故を起こしかねない、諸刃の剣でもあります。

そんな陸がなぜ芸能界をめざしたのか、それは幼いころに自分や家族を捨ててアイドルになった、双子の兄の存在がありました。その兄こそが、TRIGGERのセンター・九条天です。天が何を思って家族を捨てたのか、天と同じ場所に立てばわかるかもしれない……。そんな思いでアイドルを始めた陸ですが、やがて彼はアイドルとしての自分自身の輝きを見つけていきます。

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▲各アイドルにはシンボルマークとなる音楽記号があるのですが、陸のシンボルはダブルシャープ。“半音上げたものをさらに半音上げる”という意味になります。
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みんなで遊園地に行く前の晩、陸と交わしたRabbitChatでは、陸の世間知らずな一面が炸裂。微笑ましさと同時に、そんな当たり前のことを知る機会もなかったんだなあと思うと、ちょっぴり切ない気持ちになります。これから仲間たちと、いろんなことを知ってほしいですね。

和泉一織(いずみ いおり)(CV:増田俊樹)
年齢17歳/身長174cm/誕生日1月25日
好きなもの:クールでシャープなもの
嫌いなもの:ちいさいもの、かわいいもの

三月の弟で、クールな性格。目上に対しては礼儀正しいが、毒舌の持ち主。両親は“fonte chocolate”というケーキ屋さんを営んでおり、内装がとてもかわいらしく、その影響でかわいいものが好きになる。なんでもそつなくこなせる分、いざ逆境に当たると弱い。

一見毒舌でクールな一織ですが、じつはかわいいものが大好き! そして人のサポートをするのが好きで、特にちょっと抜けているけど頑張り屋、というような人を見ると放っておけない性分なようで、新人マネージャーの仕事もなにかと手伝ってくれるようになります。言葉は辛辣ですが、すべてはグループを思うがためのことなのです。なんて不器用なツンデレでしょうか。

アイドルになったのは兄の三月のアイドルになりたいという夢を叶えるためでしたが、陸の秘めたポテンシャルに惚れ込み、陸に「私が必ず、あなたをスーパースターにします」と約束を告げます。果たして彼らの約束は叶うのでしょうか?

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▲一織のシンボルマークはダブルフラット。“フラットで半音下げたものをさらに半音下げる”という意味があり、陸のダブルシャープとは反対の意味の記号になります。
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陸にさんざんお説教をし陸が部屋を去ったあとでのひと言がこれです。「かわいい人だな」、「仕方のない人だな」のふた言は一織のデレポイントですので、皆さんお見逃しなく!

二階堂大和(にかいどう やまと)(CV:白井悠介)
年齢22歳/身長177cm/誕生日2月14日
好きなもの:楽できるもの
嫌いなもの:面倒なもの

飄々とした性格を装っているが、内面は熱く、誰よりもメンバー思い。事務所に所属する前は、芸能界に対して嫌悪感に近い覚めた認識を持っていた。基本の一人称は俺だが、メンバー最年長のためしばしば「お兄さん」とも自称する。

最年長で、ほかのメンバーから「リーダー」と呼ばれたりもする大和。面倒くさがるポーズをとりつつも、何か悩みを抱えているメンバーがいるとさり気なくサポートしてしまうところは、まさにメンバーのお兄さん的存在と言えます。芸能界に知り合いも多いようで、どうも過去になにかあったようですが……じつは第1部では、まだ大和の秘密は明かされません。

俳優顔負けのすばらしい演技力をもつ大和が、なぜアイドルになったのか? 第2部では彼の秘密にもスポットがあたっていくようですので、今後のエピソードに期待しましょう!

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▲大和のシンボルはシャープ。“半音上げる”という意味になります。
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ふだんは気のいいお兄さんという感じなんですが、そんな彼がアイドルになった目的は復讐。なんとも物騒な響きですが、いったい誰への、そしてなにへの復讐なのでしょう?

和泉三月(いずみ みつき)(CV:代永 翼)
年齢21歳/身長165cm/誕生日3月3日
好きなもの:伝説のアイドル『ゼロ』
嫌いなもの:大きいもの

一織の兄。元気で明るい外見と裏腹に、男気に溢れ面倒見がいい、兄らしい一面がある。子どものころからアイドルを夢見ていたが、身長のせいでなかなか機会に恵まれずに居た。メンバーの中でもとくに仕事熱心で、チームのムードメーカー的役割を果たす。

昔出会った伝説のアイドル“ゼロ”にあこがれて、アイドルになった三月。アイドルという存在へのあこがれは、メンバーの中でもとくに強いようです。ほかのメンバーに比べて体格面でハンデがあることを自覚しつつも、自分なりの戦いかたをつねに模索しています。一織が人のサポートをするのが好きな性格になったのは、三月の夢に挑戦し続ける姿勢を身近で見続けたせいかもしれませんね。

そんな三月の強みは、真面目な一織や壮五に適切なタイミングで話題をふったり、環や陸の天然発言にもうまく突っ込んで会話を回していったりといった、たくみな話術。歌唱力やダンスに比べると目立たない武器ですが、テレビ業界では重宝される才能です。第2部では、三月にも大きな転換期が……?

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▲三月のシンボルはフラット。大和のシャープとは反対に、“半音下げる”という意味になります。
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練習だけじゃなく、失敗も、悔しがることも、全部全力でやらないと心から楽しめない。三月の言葉は、第1部でドラマへの初出演を渋っていた大和の本気を引き出すきっかけとなりました。ほかのメンバーに、必要なときに必要な言葉を投げかけられる。それが三月のなによりの才能です。

四葉 環(よつば たまき)(CV:KENN)
年齢17歳/身長183cm/誕生日4月1日
好きなもの:王様プリン
嫌いなもの:細かいこと

天才肌の、脱力系キャラ。メンバーも知らない、ある目的のために芸能界入りした。街角でファンに会ってもファンサービスしなかったり、なかなか約束ごとや時間を守らなかったりと、マイペースな個人主義者。だが、プリンのためならなんでもする、一途な面も?

ダンスはトップクラスですが、マイペース過ぎて問題行動の多い環。一家離散という過去があり、IDOLiSH7の寮に入る前は、施設で暮らしていました。アイドルになった目的は、テレビに映り、生き別れの妹を探すこと。

妹思いな性格そのままに、根は素直でやさしく、メンバーに独特のあだ名をつけて距離感の近いコミュニケーションをとります。一方で、言葉が足りないことが多く、個人主義な行動も相まってユニット『MEZZO″』の相方である壮五に苦労をかけることも多いようです。

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▲環のシンボルはメゾピアノ。“少し弱く”を意味します。
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RabbitChatで体の弱い陸を気遣う優しさがある反面、壮五には「俺のことが嫌いなんだ」とひねくれた態度をとる環。第1部ではストーリーが進むにつれて、壮五とある種落ち着いた関係になりますが、それが吉と出るかは難しいところなようで……?

逢坂壮五(おうさか そうご)(CV:阿部 敦)
年齢20歳/身長175cm/誕生日5月28日
好きなもの:整理整頓
嫌いなもの:弱い自分

まじめでやさしい好青年。責任感が強く、頭もよく、なにごとも優秀にこなすが、自分の個性を見いだせず、悩み、ひとりで抱え込んでしまうことがある。ふだんは温厚な性格な反面、タガが外れると手に負えなくなることも……。

個性的なIDOLiSH7の中では控えめでおとなしい印象の壮五ですが、その出自は巨大グループ企業・FSCの会長の御曹司。両親に従順な優等生として自分を殺して生きてきましたが、音楽家だったおじに憧れ、大学を中退して芸能界へと飛び込みました。

IDOLiSH7では環の世話を焼いたり、落ち込んだ陸を励ましたりとみんなのお母さん的存在になっています。

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▲シンボルはメゾフォルテ、“少し強く”を意味します。
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事務所一同でのバーベキューの支度中に、野菜の下準備がきかっけで環と口論になり、堪忍袋の緒が切れた壮五。とてもいい笑顔で包丁を構えて、環に皮むきを遂行させます。さすがの環もこれには逆らえず……ふだん温厚な人ほど怒らせると怖い!?

六弥ナギ(ろくや なぎ)(CV:江口拓也)
年齢19歳/身長180cm/誕生日6月20日
好きなもの:女性
嫌いなもの:深夜アニメをジャマする速報

北欧系ハーフ。甘い言葉ですぐ女性を口説く。生まれ持った美貌と、天性のカリスマ性を持ちながら、母親が日本人だったことからこじらせた、アニメ好きという一面も持ち合わせている。

幼いころは容姿や性格のせいで友だちがいなかったため、メンバーのことが大好き。キザなセリフも様になるほどの自他ともに認める美形ですが、すべての女の子と、アニメ『まじかる★ここな』に愛を注ぐ、いわゆる残念なイケメン。いつも明るくハイテンションですが、ときには意味深な発言をすることも。

また、いつも自分の想いを素直に紡ぐナギの言葉が、ほかのメンバーを元気づけてくれることもあります。

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▲シンボルはナチュラル。“変化記号で変えられた音を元来の高さに戻す”という意味の記号です。
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第1部の中盤、メジャーデビューをかけて挑んだ大事な番組で、パフォーマンスを失敗してしまったIDOLiSH7。落ち込み、涙にくれるメンバーたちに、ナギは「自分たちはまだ終わりじゃない」のだと語ります。自分たちの目標、アイドルになる夢を思い出したIDOLiSH7は、ここから再起に向けて動き出します。

TRIGGER(トリガー)

八乙女 楽(やおとめ がく)(CV:羽多野 渉)
年齢22歳/身長183cm/誕生日8月16日
好きなもの:蕎麦
嫌いなもの:家族を大事にしないヤツ

負けず嫌いで口が悪いが、情に厚いところもある。芸能事務所を経営する父のもと、デビュー以来、順調に人気を伸ばし、この度「抱かれたい男NO.1」に輝いた。CM、ドラマでも引っ張りだこの売れっ子。

真面目で実直な人柄。父親が大手プロダクションの社長ということもありなるべくしてアイドルになりましたが、目的のためならどんな汚い手段も使う父親に強い反発を抱いています。はじめはIDOLiSH7のことを誤解し嫌悪していましたが、誤解が解けてその実力を認めてからは、テレビ番組への出演を推薦するなど、陰で助けてくれることも。

IDOLiSH7のマネージャーのことも、父親の八乙女宗助に詰め寄られているところを助けて以来、気になる存在になっているよう。また、TRIGGERのセンターである天とはなにかと衝突することが多いようです。

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▲シンボルは“ト音記号”楽譜の高音部を示す記号です。
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「おまえ、なんのためにど真ん中立ってんだよ。」と、陸に活を入れる楽。高いところへ、自分たちと同じところへ登って来いという楽なりのエールです。

九条 天(くじょう てん)(CV::斉藤壮馬)
年齢18歳/身長173cm/誕生日7月9日
好きなもの:完璧なもの
嫌いなもの:中途半端なもの

表向きは小悪魔キャラを貫く、完璧主義者で、実力主義な性格。人前では24時間365日、完璧なパフォーマンスをすることを心に決めている。プロ意識の高さ故に、素の性格を知る人物に、裏表のある冷たい人間だと誤解されやすい。

陸の双子の兄。兄弟の実家が同業者によって廃業に追い込まれたときに、それを仕組んだ張本人である「九条」という男に才能を見出され、天は彼の養子となりました。

幼いころは体の弱い陸に兄としていつも寄り添い、優しく接してきたようですが、芸能界で再会してからは冷たい態度をとっています。

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▲シンボルは、楽譜の中音部を示す“ハ音記号”。
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つねに高いプロ意識をもちつづける天。陸にも、「常に最高のパフォーマンスを披露することができないのなら、プロではない」と、告げます。プロとしての意識、そして兄として陸の体を心配する気持ちが、天に強硬な態度を取らせているのです。

十 龍之介(つなし りゅうのすけ)(CV:佐藤拓也)
年齢23歳/身長190cm/誕生日10月12日
好きなもの:沖縄料理、お酒
嫌いなもの:とくになし

本来は、気がやさしく温厚でシャイな性格だが、事務所に危険でセクシーなワイルドキャラとして売り込まれ、困惑している。気がゆるむと方言が出てしまう本来の自分と、作られたイメージとの板挟みを苦痛に感じている。お酒が好きで、酔うと面倒。

TRIGGERの最年長ですがその温厚な性格ゆえにグループ結成当初は自己主張の強い天と楽に押され自分の意見を言えずにいました。結成から時間がたったいまでは気の強いふたりが衝突する際の仲裁役に入ることが多いようです。仲間である楽と天のことを誰よりも大事に思っており、その純粋な優しさはグループに欠かせないものになっています。

10A
▲シンボルは、楽譜の低音域を表す“ヘ音記号”。
10B

マダムに迫られてタジタジになる龍之介に、見かねた楽が助け舟を出します。世間でこそイケイケのセクシーキャラですが、素は純朴な気のいいお兄ちゃんです。

Re:vale(リヴァーレ)

TRIGGER、IDOLiSH7の大先輩であり、いまをときめくトップアイドルデュオ。メンバーは、ひょうきんで明るい百(モモ)と、クールだが後輩思いでやさしい千(ユキ)。

11A
▲音楽記号は、どちらも反復演奏を示すリピート。
11Bサシカエ

緊張しながら楽屋に挨拶に訪れたIDOLiSH7のメンバーたちを陽気に出迎えてくれたRe:vale。第二部でIDOLiSH7は、トップスターとともに、新たなステージへと一歩を踏み出していくこととなるのですが、そこでは新たな波乱が……!?

12人のアイドルたちのドラマがきになるところですが、今回はこのへんで。
ではでは、第3回でお会いしましょう!

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