バンドっていいよね……
アニプレックス×ソニーミュージックがおくる青春リズムゲーム『バンドやろうぜ!』(通称『バンやろ!』)。
事前の注目度が高く、長いあいだサービス開始が待たれていた本作ですが、10月13日に待望の配信開始となりました!
空前絶後のバンドブームから15年……音楽シーンは様変わりし、エンターテイメントは多様化していた。
そんななか、時代に抗い、自分たちの夢を追い求めてバンドを続ける若者たち。
やがて、彼らの熱気は世界に伝わり、人々の関心が再び音楽シーンに向かい始めた……。
そんな時代背景のもと、事情の異なる4つのバンドのメンバーたちが奮闘するストーリーがくり広げられます。
今回は、自身も高校生のときにバンド活動(文化祭レベル)を経験していて、そのころから妙齢になった現在に至るまで、さまざまなバンドを追いかけてきたライターのあさみ666が、本作を遊んだ感想をお届けします!
4つのバンドをご紹介
ゲームを開始する前に、まずは4つのバンドと、それぞれに所属するメンバーのプロフィールを確認でき、全16人のなかから、自分のバンドのリーダーにするキャラクターをひとり選ぶことになります。
登場する4バンドには、それぞれ設定としてリーダーが決まっているので、物語的な意味のリーダーではありません。
のちほど、入手したメンバーのカードを組み合わせて、デッキとしての自分のバンドを組めるようになりますが、初期バンドはリーダーに選んだキャラがレアリティSRのカード、そのキャラが所属するバンドの他メンバーがレアリティNのカードで構成されます。
(※ レアリティはSSR>SR>R>Nの4段階)
では、4つのバンドを見ていきましょう。
BLAST(ブレイスト)
東雲大和(シノノメ ヤマト)
CV:生田鷹司/担当パート:ボーカル
巻宗介(マキ ソウスケ)
CV:増田俊樹/担当パート:ギター
佐伯翼(サエキ ツバサ)
CV:山下大輝/担当パート:ベース
白雪徹平(シラユキ テッペイ)
CV:石谷春貴/担当パート:ドラム
宗介を中心に、翼と徹平とともに結成したバンドで、全員同じ高校に通っています。
正規ボーカルが決まらない状態が続いており、大和は17人目のヘルプメンバーとして一時加入中。
熱血キャラの大和は、正規メンバーになりたいとみずから志願するのですが、リーダーの宗介だけが、それを認めてくれません。
曲調はアグレッシブで熱い、正統派のビートロックです。
OSIRIS(オシリス)
高良京(タカラ キョウ)
CV:小林正典/担当パート:ボーカル
レイ・セファート
CV:花江夏樹/担当パート:ギター
来栖真琴(クルス マコト)
CV:内田雄馬/担当パート:ベース
小金井進(コガネイ シン)
CV:梅原裕一郎/担当パート:ドラム
幼馴染だったレイと進によって結成されたバンドで、のちに京と真琴が加入。
一時はメジャーデビューの話があったものの、とある事件でダメになってしまい、現在はインディーシーンで活動中。
メジャーを目指したいメンバーもいれば、バンドは遊びと割り切るメンバーもおり、みんなの心はバラバラで、4つのバンドのなかで、もっともギスギスしています!
クールで叙情的な、ビジュアル系バンド風の楽曲です。
FairyApril(フェアリーエイプリル)
鳳葵陽(オオトリ アサヒ)
CV:蒼井翔太/担当パート:ボーカル
七瀬一真(ナナセ カズマ)
CV:石川界人/担当パート:ギター
徳田吉宗(トクダ ヨシムネ)
CV:山本匠馬/担当パート:ベース
藤堂美郷(トウドウ ミサト)
CV:小林裕介/担当パート:ドラム
葵陽、吉宗、美郷が初代ギターメンバーとともに中学のころに結成したバンドで、その後、大手総合プロダクションに所属するタイミングで初代ギターが抜け、もともと同事務所に所属していた一真が加入。
一応、プロのバンドなのですが、事務所からほとんど仕事をもらえず、このままでは所属している意味がないのではと、事務所所属を続けるかどうかの岐路に立っています。
楽曲は、男性アイドル風のポップさを持ちながらも、どこか個性的な雰囲気です。
Cure²tron(キュアキュアトロン)
マイリー
CV:黒沢ともよ/担当パート:ボーカル
シェリー
CV:田野アサミ/担当パート:ギター
ユキホ
CV:湯浅かえで/担当パート:ベース
ミント
CV:村川梨衣/担当パート:ドラム
一見ガールズバンドに見えますが、じつは全員“男の娘”という異色のバンド。
シェリーとミントが結成し、のちにユキホが加入。
もともとはシェリーがギター&ボーカルをやっていましたが、ある日シェリーがひとりでカラオケボックスで歌っているマイリーを見て、ボーカルに勧誘しました。
女装に抵抗があるマイリーを、3人のオネエサマが調教していきます。
楽曲はポップでキュートなですが、ユキホがウッドベースの使い手という通好みな一面も。
……と、このように4バンドとも、なんらかの問題を抱えています! いやぁ、じつにバンドらしいですね(笑)。
はたして、各バンドはこれらの問題を乗り越えていけるのでしょうか……。
ちなみに、公式サイトのキャラクター紹介ページでは、彼らの手書きのプロフィールを見ることができます。
そこに彼らのFAVORITE BAND(お気に入りのバンド)が書かれているのですが、現実のバンドが多数登場しています。
全体的にOSIRISのメンバーが挙げているバンドが「この子たち本当に20代前半?……私と同年代でしょ?」というラインアップで、年齢詐称疑惑が……(笑)。
バンドに詳しい方は興味深く感じられると思うので、ぜひ一度見てみてください♪
伝説のバンド“デスティラール”
前述のとおり、ゲーム開始時にバンドリーダーとしてひとりを選んで開始し、彼(彼女?)が所属するバンドのストーリーのプロローグから、物語が始まります。
私は、楽曲的にはOSIRISがいちばん好みだったのですが、どのメンバーを選ぶか悩んでしまい……。けっきょく、Cure²tronのシェリーさんで始めることにしました。
声優さんが自分と同名のアサミさんなのと、赤い髪に親近感を持ったからです(笑)。
最初に選んだバンド以外のプロローグもあとから見ることができるのですが、どのバンドも“ビギニング・R”という、コンテストイベントに出場するところから始まります。
ライブは成功しますが、残念ながら優勝したのはフリージングというバンド。
イベントの最後は優勝したフリージングの演奏のはずでしたが……
そこに現れたのは、伝説のバンド“デスティラール”!
彼らはゲリラ的に1曲だけ演奏を行い、会場を魅了してステージをあとにします。
ちなみに、デスティラールのメンバーは……
ディズィ
CV:???/担当パート:ボーカル
セイジ
CV:森久保祥太郎/担当パート:ギター
マサキ
CV:小西克幸/担当:ベース
シュウ
CV:小野大輔/担当:ドラム
……という編成で、まだボーカルのディズィのCVは謎に包まれており、オープニングで聴ける演奏にもボーカルは入っていません。
いったいどなたが担当するのか気になりますね!
自分好みの超へヴィなサウンドだったので、完全版を早く聴きたいです!
……デスティラールの歌を聴いた各バンドは、みんな圧倒されてしまいます。
そして、自分たちもいつかこんな演奏をしたいと、決意を新たにするのです。
ライブでポイントを稼ぎ、ストーリーを開放
ストーリーは、最初は各バンドのプロローグしか開放されていません。
“ライブ”(リズムゲーム)をクリアーして、スピリッツと呼ばれるポイントを獲得することで、バンドや各キャラクターのストーリーが開放されていきます。(バンドのほかに各キャラごとのストーリーもあるんですよ!)
ライブはSP(スタミナポイント)を消費してチャレンジ。写真左上の50/50と表示されているところがSPです。
SPは3分に1ずつ自動で回復し、プレイヤーランクが上がるとSPの最大値が上昇。
最初は挑戦できる楽曲が少ないですが、各バンドのストーリーを進めると増えていきます。
挑戦したい楽曲と難易度(4段階)を選んだら、プレイヤーデュエル(ランダムで選ばれた他プレイヤーの過去のプレイデータと対戦)か、ライバルバンド(コンピューターと対戦)かを選びます。なお、プレイヤーデュエルだと報酬が1.2倍になります。
続いて、サポートキャラを選びますが、これは他のプレイヤーのキャラクターカードで、カードの強さに応じて各種ステータスを増大させるほか、ライブ中にそのスキルを使用できるようになります。
フレンドやフォローしているキャラクターを選べば、獲得ガチャポイントがアップ!
サポートキャラを選んだら、“ライブ開始”をタップするとミュージックスタート!
楽曲は、当然ながらどれも本格的なバンドサウンドでかっこいいです! バトルせずに、じっくり聴きたいなーと思っちゃいました(笑)。
ゲーム中ではそういうわけにもいかないので、まじめにプレイしましょう!
画面上部から流れてくる譜面を、曲に合わせてタイミングよくタッチやホールド、フリック操作し、スコアを稼いでいきます。
垂直ではなく、下に広がる形の放射状に流れてくるのですが、感覚をつかめばそれほど難しくはありません。
しかし……。
カードのスキルが発動されると、イラストやムービーなどのカットインが入り、パニックに!(笑)。
カットインは設定でオフにすることもできるのですが、オフにしちゃうとさみしいんですよね。悩ましいです。
オンのままで遊ぶ場合は、惑わされずに平常心を保てるようにがんばりましょう(笑)。
操作に失敗するとライフが減り、ライフが0になってしまうとライブ失敗です。
曲を最後まで完走できればライブ成功、対戦相手よりスコアを上回れればライブ勝利となります。勝利できなくても成功できればポイントは獲得できます。
強くなるにはカードを合成!
ライブで獲得できるスピリッツは、バンド、キャラクター、カードに蓄積されて、溜まるとそれぞれのランクが上昇していきますが、これらのランクはストーリーの開放に必要なものであり、強さにはつながりません。
強くなるためには、ガチャでカードを入手し、不要なカードを素材として合成していく必要があります。
ガチャは各種あり、メダル(有償と無償の区別あり)、チケット、ガチャポイントを使って回します。
合成は同じ背景色のカードを合成すると経験値アップで、まったく同じカードを合成すると限界突破という仕組みになっています。
カードにもそれぞれストーリーが用意されているので、レアリティの低いカードでも、ライブで使ってスピリッツを溜めたくなりますね。
3次元でも活動中なんです!
楽曲がとにかく素敵な本作ですが、なんと、登場するバンドがゲームを飛び出してリアルなライブ活動をしています!
それもゲームのイベントではなく、ライブハウスで現実世界のバンドと対バンライブをしちゃったりしているんです! すごいですよね!
さらに、10月23日にはOSIRISとCure²tronが参戦する「バンドやろうぜ!」presents 「Halloween GIGS!」、11月19日には4バンドのボーカルが集結する“バンドやろうぜ!スペシャルイベント「BANYARO Fes」”が開催予定です。
→『バンやろ!』“BANYARO Fes”出演者の意気込みコメントはコチラ
2次元と3次元の両方で楽しめる『バンやろ!』。これからの展開にも目が離せませんね!
【覚えておくべき攻略ポイント】
ゲームの進めかたと最初に覚えておきたいこと