【注目男子の3moments!】梶裕貴＆岡本信彦、お互いを“すごい！”と感じる3つの瞬間

2018.05.12

梶さんと岡本さんは「ちがうから、たのしい」関係

ゲーム、アニメ、舞台などで活躍する声優や俳優にフィーチャーし、3つの“○○な瞬間”を訊く不定期連載“注目男子の3moments!”に、声優の梶裕貴さん＆岡本信彦さんが登場♪

梶さんのラジオ番組『梶裕貴のひとりごと』にたびたびゲストとして登場し、昨年は番組でハワイにも行った、声優仲間の岡本さん。

富士山に登ったり、プライベートでも食事に行ったり、散歩をしながら語りあったりと、仲のいいおふたりですが、性格は正反対だそう。

そんな梶さんと岡本さんに、お互いを“すごい！”と感じる瞬間をうかがいました。

▲梶裕貴さん（左）、岡本信彦さん（右）

梶さんは“筋肉”がすごい！　岡本さんは“行動力”がすごい！

岡本　梶くんといえば、身体を鍛えてる印象だね。筋肉の中でもとくに筋がすごい！梶　いまはあまり鍛えてないんだけどね。岡本　筋肉モリモリな人と細マッチョな人がいると思うけど、梶くんは細マッチョ系だよね。梶くんってこう見えてすごく食べるんですよ。『梶裕貴のひとりごと』のDJCDで行ったハワイ島旅行のときも、けっこう食べていた印象があります。それでも体型が変わらないのがすごいなって思う。梶　そんなに食べてたかな？岡本　コナで食べた大きなパンケーキのランチプレートも、余裕そうに食べてたよ。あと驚いたのが、『からかい上手の高木さん』のアフレコの時にみんなでした懸垂の話！梶　ああ！岡本　梶くんは昔、懸垂が10回もできたって聴いて、（内田）雄馬くんとふたりで「えっ!?」って驚いたんです。僕は10回もできたことないから。きっと普段から叫ぶお芝居をしてるうちに強くなったのかな。梶　こんなに叫ぶようになる前から10回はできたよ（笑）。岡本　で、その話を聴いて、僕“懸垂器”を買ったんですよ。梶　ふふ、そこがすごいよね（笑）。岡本　いま家にマイ懸垂器があります（笑）。梶　ちょっと試しに懸垂するくらいなら、公園にある高い鉄棒で済むよね!? 岡本　だよね。最近はバスタオル掛けになってる（笑）。梶　あはは！　じゃま～！（笑）岡本　その懸垂器でやってみた結果、順手持ちだと1回しかできなくて、逆手持ちでようやく3回できました。梶　オレも逆手じゃないとキツいよ。岡本　きっと梶くんのハリのある声は、懸垂から来てるんじゃない？　アフレコ現場でも、「やっぱり梶くんはすごいね」、「類まれなる広背筋のおかげであの叫びが出てるんだね～」って話で盛り上がりました。で、その話を（島﨑）信長くんにしたら、「梶さんはマジすごいっすよ!!」って語りだしたんです（笑）。梶　“信長み”が強いね（笑）。岡本　そこから信長くんが、梶くんのすごいところをひたすら語ってくれました（笑）。梶　トークをトークで返してくるあたり、さすが信長くんだね。ってこれ、信長くんについて話すんだっけ（笑）？

人間が違いすぎておもしろい！

梶　岡本くんは、ひとつ盛り上がった話題があると「それを自分もやってみよう！」って本気で挑むところがすごいと思います。だって、懸垂の話で盛り上がったからって、わざわざマイ懸垂器を買うなんて（笑）！　買ったあとどのくらい使うのかとか、それを置いておくスペースのこととか考えなかったの？岡本　買っちゃったね……自分がどれくらいできるのか気になっちゃって。一応いまも1分間ぶら下がる運動はやってるよ。これが意外と難しい！　この前テレビ番組で45秒間でリタイアしてる人を見て、もっとやれるんじゃないかな？　って思ってやってみたら1分間はできた！　そのおかげでバドミントンのスマッシュが早くなりました。梶　ほらね！　やっぱりすごいでしょ。岡本くんは、興味のあることとか、おもしろそうなことに貪欲な気がします。あと、いろいろなことを細かく覚えてる！　僕がすぐ忘れちゃうだけなのかもしれませんが、昔起きた出来事とか、話した内容を覚えてて、「こんなことがあったよね！」ってよく話してる気がします。……俺ってなんにも覚えてないよね？岡本　確かに（笑）。いっしょに富士山に行ったときもそうだったね。よく細谷（佳正）さんと話していても「そんなことありましたっけ!?」って言われるけど、梶くんはトップクラスで覚えてない。声優さんの中でも、やっぱりこのふたりはとくに覚えてないほうかも。梶　やっぱりってなんだよ（笑）!?　あともうひとつ挙げるとしたら、僕と岡本くんは人間が全然違うんですよ。だからこそ、いっしょにいておもしろい！　感性がすごく近いか、逆に全然違うくらいのほうが人間同士うまくいくんだと思います。岡本　例えば好きな漫画についてふたりで話していても思うけど、梶くんは主人公が好きなタイプだよね。主人公って、人気投票があっても、どうしても個性の強いキャラクターに抜かれがちじゃないですか。でも梶くんは「主人公が好き」って言えるところがすごいなって思います。梶　感性がまったく違うんだよね。大切にするものの順番とか、好きな色とか。岡本　梶くんはレッドだもんね！梶　（笑）。戦隊でいうならレッドだね。色というか、レッドの役割が好きです。僕らは「とにかく違う」っていう前提でお互いの考えかたを受け入れる器がそれぞれできているから、おもしろいなとは思っても、引いてしまうことはありません。最近違いを感じたのは、『グレイテスト・ショーマン』と『ラ・ラ・ランド』の感想ですね。僕は『ラ・ラ・ランド』のほうが好きでした。『グレイテスト・ショーマン』は主人公がそこまで好きになれなくて……。岡本　僕もあの主人公には自分と似た部分を感じてしまったから、梶くんの気持ちはわかるよ。梶　似てるんだ!?　ちょっと後でじっくり映画の感想話し合おうよ！

岡本さんは哲学者タイプ？

梶　僕たちは、生きかたも考えかたも役者としても違うのでおもしろいんです。岡本　前に梶くんから『嫌われる勇気』（岸見一郎氏・古賀史健氏／ダイヤモンド社）という本を教えてもらったんですが、この本は青年と哲学者の対話形式で書かれているんですね。それでいうと、梶くんは青年タイプだし、僕は哲学者タイプだなって感じました。梶　そうだね（笑）。青年と哲学者のどちらが正しいかということではなく、考え方のタイプが違う。岡本　タイプは違うけど、だからといって意見が割れることはないよね。僕も梶くんもお互いに強い意見を押しつけるタイプじゃないし。梶　「自分はこう思う」ってことははっきり言うけど、感性を押し付けることはしないかな。……なんか、だんだん哲学の話みたいになってきましたけど……でもまったく違うからこそ、ちょうどいい関係でいられるんだと思います。